Full Encryption エラー

適用対象: WatchGuard Full Encryption

このトピックでは、Full Encryption によるコンピュータの暗号化中に発生する可能性のある最も一般的なエラーについて説明します:

暗号化のステータスのエラーを確認するには、以下の手順を実行します:

  1. WatchGuard Cloud で、監視 > Endpoint の順に選択します。
  2. ステータス > Full Encryption の順に選択します。

Screen shot of WatchGuard EPDR, Full Encryption dashboard errors

  1. ダッシュボードの 暗号化のステータス タイルで エラー を選択します。
    暗号化のステータス リストが開き、すべてのエラーが表示されます。一部のエラー メッセージは、Full Encryption に対して定義した設定に依存します。エラーの詳細を表示するには、表内のエラー メッセージを選択します。

ユーザー アクション待ちの暗号化エラー

パスワードまたは再起動が必要な場合、これらのエラー メッセージが表示される場合があります。

エラー 説明 / 解決法

エラー 232

このエラー メッセージは、Full Encryption が Windows Server Core を暗号化しようとすると発生します。

Screen shot of Windows Server core error message.

Windows Server Core では、bdehdcfg コンポーネントは既定では利用不可です。このコンポーネントは、Full Encryption がこのオペレーティング システムを暗号化するのに必要です。このエラー メッセージを回避するには、Microsoft の指示 に従ってコンポーネントをダウンロードしてインストールし、暗号化を再試行します。

それでも問題が解決しない場合は、コンピュータからデータを収集し、問題を WatchGuard サポートに報告してください。

-2144862201

TPM が無効になっています。

-2144272329

 

FIPS コンプライアンスを必要とするグループ ポリシー設定により、ローカル リカバリ パスワードが生成され、キー バックアップ ファイルに書き込まれることが防止されます。暗号化は続行されます。

-2144272290

 

TPM のない暗号化のグループ ポリシーが未設定です。起動時に追加の認証を要求する グループ ポリシーを有効にし、互換性のある TPM なしの BitLocker を許可する チェックボックスを選択します。

-2144272177

Microsoft COM エラー コード (TPM、PLA、FVE) を参照してください。

-2144862201

TPM が無効になっています。

コンピュータの暗号化でエラーが発生しました

暗号化エラーにはさまざまな原因があるため、異なる解決策が必要になる場合があります。

認証のためのコンピュータの暗号化が USB ドライブでしかできないものの、このタイプのコンピュータを暗号化するオプションが暗号化設定で無効になっている場合は、暗号化が無効になっている状態でコンピュータ設定を割り当てる必要があります。

コンピュータが設定で選択した認証方法をサポートしていない場合。コンピュータにアクセスするためのパスワードを要求しないでください。この方法を適用するには、コンピュータにセキュリティ プロセッサ (TPM) が必要です。設定を編集し、問題が解決されたことを確認します。

エラー 説明 / 解決法
-2144862202 TPM が非アクティブです。
-2144862188 TPM にはすでに所有者がいます。
-2144272293 指定された認証方法のグループ ポリシーが未設定です。起動時に追加の認証を要求する グループ ポリシーを有効にします。
-2144862208 Microsoft COM エラー コード (TPM、PLA、FVE) を参照してください。
-2144845809 このコンピュータ上に互換性のある TPM セキュリティ デバイスが見つかりません。
-2144272203

このエラー メッセージは、Microsoft Surface Pro に影響する Microsoft の既知の問題によって発生します。

この Microsoft の既知の問題が発生した場合、BitLocker グループ ポリシー オブジェクト (GPO) を手動で設定する必要があります。このポリシー設定により、起動前の入力機能が欠如していることをプラットフォームが示している場合でも、ユーザーは、起動前の環境からのユーザー入力を必要とする認証オプションを有効にすることができます。詳細については、ローカル グループ ポリシーを有効にする を参照してください。

ローカル グループ ポリシーを有効にする

BitLocker のローカル グループ ポリシーを有効にするには、以下の手順を実行します:

  1. Windows キー + R を押します。
  2. 実行 ダイアログ ボックスに gpedit.msc と入力します。
  3. OK をクリックします。
  4. ローカル コンピュータ ポリシー セクションで、コンピュータ構成 > 管理テンプレート > Windows コンポーネント > BitLocker ドライブの暗号化 > オペレーティング システムのドライブ の順に移動します。
  5. スレート ポリシーでプリブート キーボード入力が必要な BitLocker 認証の使用を有効にする オプションを選択して有効にします。

このオプションが有効になっている場合、デバイスに、接続された USBキーボードなどの代替のプリブート入力手段が必要です。

  1. コンピュータを再起動します。
    問題が解決しない場合は、テクニカル サポートに連絡してください。