WatchGuard Cloud で FireCluster をフェールオーバーさせる
適用される製品:クラウド管理の Firebox に適用されます。ローカル管理の Firebox
WatchGuard Cloud にアクティブ/パッシブ FireCluster を追加する と、WatchGuard Cloud で手動でクラスタ マスタを強制的にフェールオーバーさせることができます。バックアップ マスタがクラスタ マスタになり、元のマスタ デバイスがバックアップ マスタになります。フェールオーバー マスタ オプションは、アクティブ/パッシブ FireCluster でのみ利用できます。クラウド管理の FireCluster またはローカル管理の FireCluster に属するクラスタ メンバーをフェールオーバーさせることが可能です。
イベントによっては、FireCluster が自動的にフェールオーバーされます。自動フェールオーバーについては、FireCluster フェールオーバーについて を参照してください。
WatchGuard Cloud でローカル管理のアクティブ/パッシブ クラスタを手動でフェールオーバーさせるには、クラスタ メンバーで Fireware v12.7.1 以降 (T30、T35、T50、M200、M300 Firebox の場合は v12.5.8 以降) が実行されている必要があります。ローカル管理のクラスタを下位の Fireware バージョンからアップグレードする場合は、Policy Manager または Fireware Web UI を使用する必要があります。アップグレード後は、WatchGuard Cloud でクラスタをフェールオーバーさせること、および WatchGuard Cloud でクラスタを再起動してアップグレードすることができます。ローカル クラスタのアップグレードの詳細については、FireCluster の Fireware OS をアップグレードする を参照してください。
WatchGuard Cloud でアクティブ/パッシブ クラスタを手動でフェールオーバーさせるには、以下の手順を実行します。
- WatchGuard Cloud の Subscriber アカウントにサインインします。
Service Provider の管理ユーザーの場合は、アカウント マネージャー から マイ アカウント を選択します。 - 構成 > デバイス の順に選択します。
- FireCluster を選択します。アクティブ/パッシブ FireCluster の場合、ステータスは 接続済み です。バックアップ マスタのステータスは 未接続 です。この例では、Member2 が接続されています。つまり、これがクラスタ マスタであるということです。Member1 は、バックアップ マスタです。
- フェールオーバー マスタ をクリックします。
フェールオーバー クラスタ マスタのダイアログ ボックスが開きます。
- フェールオーバー をクリックします。
「クラスタ マスタはまもなくフェールオーバーを強制的に実行します。」というメッセージが一瞬表示されます。フェールオーバー中は、両方のメンバーのステータスが未接続になります。
- フェールオーバーが完了したら、元のクラスタ マスタがバックアップ マスタになっていることを確認します。この例では、Member2 が元のクラスタ マスタ (接続されている唯一のクラスタ メンバー) でした。フェールオーバー後は、Member2 がバックアップ マスタ (接続されていない唯一のクラスタ メンバー) になります。
FireCluster フェールオーバーに関するログ メッセージの詳細については、WatchGuard Cloud で FireCluster のログ記録を管理する を参照してください。
FireCluster のライブ ステータスまたは FireCluster イベント履歴を表示する方法については、FireClusters を監視する を参照してください。