Firebox T10-D の DSL について

Firebox T10-D は ADSL/VDSL デバイスです。インターフェイス 0 は、ADSL および VDSL をサポートする RJ11 インターフェイスです。

Firebox T10-D は PPPoE over Ethernet(PPPoE)のみをサポートしています。これは PPP over ATM(PPPoA)をサポートしていません。

Firebox T10-D は以下をサポートしています:

  • VDSL2 8a、8b、8c、8d、12a、12b、17a、30a プロファイル
  • ADSL1/2/2+
  • DSL モード — Annex A

ADSL 接続を構成する

ADSL(非同期 DSL)の場合は、サービス プロバイダは特定の仮想パス識別子(VPI)および仮想回線識別子(VCI)をサポートするデバイスが必要となります。Firebox T10-D には、ほとんどの ADSL プロバイダが必要とする VPI および VCI 値の組み込みサポートが含まれています。サポートされている VPI と VCI の設定のリスト、および多くのサービス プロバイダが必要とする VPI と VCI 値のリストについては、WatchGuard ナレッジ ベースに記載されている サービス プロバイダから要求される Firebox T10-D の VDSL および ADSL の要件 を参照してください。

DSL 設定は構成する必要はありません。インターネットサービス プロバイダの接続要件に基づいて、他の外部インターフェイスと同じようにインターフェイス 0 を構成します。外部インターフェイスの設定の詳細については、次を参照してください: 外部インターフェイスを構成する

VDSL 接続を設定する

VDSL 接続では、特定の VLAN ID を使用する外部インターフェイスを構成する必要があります。

Firebox T10-D 上で VLAN を構成するには、以下の手順を実行します:

  1. ISP が要求する VLAN ID と接続設定で、外部 VLAN を追加します。
  2. VLAN インターフェイスとしてインターフェイス 0 を構成し、外部 VLAN のタグ付きトラフィックを送受信するようにインターフェイスを構成します。

VDSL サービス プロバイダのリストおよびそれぞれに必要な VLAN ID については、WatchGuard ナレッジ ベースに記載されている サービス プロバイダから要求される Firebox T10-D の VDSL および ADSL の要件 を参照してください。

VDSL に VLAN インターフェイスを構成する方法の例については、VDSL の VLAN を構成する を参照してください。

DSL インターフェイス ステータスを表示する

Firebox System Manager の フロント パネル タブで、DSL インターフェイス(eth0)のリンク ステータスを表示することができます。

インターフェイス ダッシュボードで、DSL インターフェイス(eth0)のリンク ステータスを表示することができます。

Firebox System Manager の ステータ スレポート タブに、ADSL または VDSL リンク ステータスおよび DSL ファームウェアのバージョンなど、DSL インターフェイス ステータスに関する詳細情報が表示されます。また、ハードウェア DSL の診断 CLI コマンドを使用して、同じステータス情報を表示することができます。

DSL ステータスを表示するには、Firebox System Manager で以下の手順を実行します:

  1. WatchGuard System Manager を起動して、Firebox に接続します。
  2. Firebox System Manager を起動します。
  3. ステータス レポート タブを選択します。
  4. DSL のステータス セクションを見つけます。

Fireware Command Line Interface の使用方法の詳細については、https://www.watchguard.com/wgrd-help/documentation/xtm に記載されている Fireware Command Line Interface リファレンス を参照してください。

Firebox T10-D のステータス インジケータの詳細については、Firebox T10 ハードウェア ガイド を参照してください。

DSL ファームウェアまたは構成の更新をインストールする

Firebox T10-D には、DSL インターフェイスを制御する個別のファームウェア コンポーネントが付いています。Fireware OS をアップグレードする際に、最新の DSL ファームウェアも一緒にインストールされます。WatchGuard から DSL ファームウェアまたは DSL の構成設定への個別の更新プログラムがリリースされた場合は、XTM コンポーネント パッケージとして更新プログラムをインストールすることができます。

XTM コンポーネント パッケージのインストール方法の詳細については、次を参照してください: Fireware OS または WatchGuard System Manager をアップグレードする