WatchGuard アクセス ポイント Web UI を使用する

(AP100、AP102、AP200、および AP300 デバイスのみ)

AP100、AP102、AP200、および AP300 デバイスの基本情報を確認し、かつ AP の設定の一部を管理するために、WatchGuard アクセス ポイント Web UI に直接接続することができます。

Fireware v12.1 から、AP100/102、AP200、AP300 の Web UI にログインできなくなります。Gateway Wireless Controller を使ってこれらのデバイスを管理する必要があります。Fireware v12.2 以降、および AP ファームウェア 1.2.9.16 および 2.0.0.11 では、AP の command line interface (CLI) を使って基本コマンドを実行できます。詳細については、WatchGuard ナレッジ ベースの レガシー AP100、AP102、AP200、および AP300 のコマンド ライン アクセス を参照してください。

WatchGuard アクセス ポイント Web UI からは、次に挙げる操作が可能です:

ペアリングされた WatchGuard AP の構成、パスフレーズ、ファームウェア更新の管理は、Firebox の Gateway Wireless Controller から行われるので、ほとんどの場合、WatchGuard アクセス ポイント Web UI を使用して AP の構成を直接管理する必要はありません。

WatchGuard アクセス ポイント Web UI に接続する

コンピュータを WatchGuard AP に最初に接続する前に、コンピュータのネットワーク設定を変更して、AP へのアクセスできるようにする必要があります。その後、AP に接続して AP の設定を管理できます。AP のネットワーク設定を変更した後に、再度 AP に直接接続したい場合、AP に設定した IP アドレスと同じネットワークの範囲内の IP アドレスとゲートウェイを使用するようにコンピュータを構成する必要があります。

コンピュータに直接接続された AP に接続する

出荷時の既定設定の AP の WatchGuard アクセス ポイント Web UI に直接接続するには、以下の手順を実行します:

  1. 次のネットワーク設定を使用するようにコンピュータを構成します:
    • IP アドレス — 192.168.1.2
    • サブネット マスク — 255.255.255.0
    • ゲートウェイ — 192.168.1.1
  2. イーサネット ケーブルを使用してコンピュータを AP に直接接続します。
  3. Web ブラウザを開き、https://192.168.1.1 に移動します。
    WatchGuard アクセス ポイント Web UI のログイン ページが表示されます。

WatchGuard アクセスポイントローカル web UI ログイン ページのスクリーンショット

  1. パスフレーズ テキスト ボックスに、AP のパスフレーズを入力します。
    既定のパスフレーズは wgwap です。
  2. ログイン をクリックします。
    WatchGuard アクセス ポイント Web UI が、アクセス ポイントのステータス ページが選択された状態で表示されます。

この後で、次のセクションで説明されているとおり AP の設定を管理することができます。

ネットワークに接続されたアクセス ポイントに接続する

作業を開始する前に、AP の IP アドレスを確認してください。

  • Firebox System Manager — Gateway Wireless Controller タブで、ペアリングされた AP の IP アドレスを確認します。
    詳細については、AP ステータスを監視する を参照してください。
  • Fireware Web UI — システム ステータス > Gateway Wireless Controller ページで、ペアリングされた AP の IP アドレスを確認します。
    詳細については、AP ステータスを監視する を参照してください。
  • Gateway Wireless Controller の アクセス ポイント タブで、ペアリングされていない AP の IP アドレスを確認します。
    詳細については、WatchGuard AP の検出およびペアリング を参照してください。

Firebox に接続されている AP の WatchGuard アクセス ポイント Web UI に接続するには、以下の手順を実行します:

  1. Web ブラウザを開き、https://<AP の IP アドレス> に移動します。
    WatchGuard アクセス ポイント Web UI のログイン ページが表示されます。
  2. パスフレーズ テキスト ボックスに、AP のパスフレーズを入力します。
    ペアリング済みの AP のパスフレーズは、Firebox の Gateway Wireless Controller の設定で構成した WatchGuard AP パスフレーズです。詳細については、Gateway Wireless Controller の設定を構成する を参照してください。
  3. ログイン をクリックします。
    WatchGuard アクセス ポイント Web UI が、アクセス ポイントのステータス ページが選択された状態で表示されます。

この後で、次のセクションで説明されているとおり AP の設定を管理することができます。

現在の AP の設定を確認する

アクセス ポイントのステータス ページでは、 AP の現在のネットワーク設定、モデル情報、ファームウェアのバージョン、シリアル番号を確認できます。また、AP を出荷時の既定設定に戻すこともできます。

AP に接続すると、アクセス ポイントのステータス ページが既定で選択されています。

アクセス ポイントのステータス ページに移動して、AP の設定を確認するには、以下の手順を実行します:

  1. 左側のナビゲーション メニューから、ステータス を選択します。
    アクセス ポイントのステータス ページが表示されます。

AP ローカル UI のアクセスポイント web UI ステータス ページのスクリーンショット

  1. AP の現在の設定を確認します。

AP を出荷時の既定設定にリセットするには、以下の手順を実行します:

アクセス ポイントのステータス ページに移動して、出荷時の既定設定に復帰させる をクリックします。

ネットワーク設定を管理する

既定では、AP は DHCP を使用して、ネットワークから IP アドレスを自動的に取得します。AP を構成する際に、引き続き DHCP を使用して自動でネットワーク設定を構成するか、あるいは静的 IP アドレスを使用して手動でネットワークの設定を構成することができます。AP の識別を容易にするため、AP のわかりやすいデバイス名を指定することもできます。

  1. 左側のナビゲーション メニューから、設定 を選択します。
    ネットワーク設定ページが表示されます。

AP ローカル UI のネットワーク設定ページのスクリーンショット

  1. オプションを選択してください。
    • DHCP
    • 静的
  2. IP ネットワーク設定静的 を選択した場合、その AP のネットワーク構成設定を入力します。
  3. VLAN を指定するには、VLAN ID テキスト ボックスに VLAN 番号を入力します。
  4. AP のわかりやすい名前を指定するには、デバイス名 テキスト ボックスに AP の名前を入力します。
  5. 技術サポートのアクセスのために SSH を有効にするには、Sshd の有効化 チェックボックスを選択します。
  6. 保存 をクリックします。

リモート Gateway Wireless Controller VPN 設定

Gateway Wireless Controller では、リモート ロケーションで AP を配備して、これらの AP を SSL VPN を介して管理できます。

Firebox で SSL VPN ユーザー アカウントを作成し、Firebox から Mobile VPN をダウンロードする必要があります。

詳細については、AP リモート VPN 配備について を参照してください。

リモートで配備した AP を Gateway Wireless Controller で VPN を介して管理することを許可するには、以下の手順を実行します:

  1. VPN を有効化する をクリックします。
  2. 参照 をクリックして、Gateway Wireless Controller Firebox からダウンロードした VPN プロファイルを選択します。
  3. VPN 認証ユーザー名 テキスト ボックスに、VPN ユーザー アカウントの名前を入力します。
  4. VPN 認証パスワード テキスト ボックスに、VPN ユーザー アカウントのパスワードを入力します。
  5. 保存 をクリックします。

アクセス ポイント パスフレーズを変更する

既定では、AP はすべて同じパスフレーズ wgwap を使用します。AP を Fireboxとペアリングすると、パスフレーズは自動的に変わります。AP のパスフレーズを変更するのに WatchGuard アクセス ポイント Web UI を使用しないことを推奨します。WatchGuard アクセス ポイント Web UI で AP のパスフレーズを変更した場合、Firebox の Gateway Wireless Controller でも、この AP のペアリング パスフレーズに同じパスフレーズを使用する必要があります。詳細については、AP パスフレーズについて を参照してください。

  1. 左側のナビゲーション メニューから、パスフレーズ を選択します。
    ローカル パスフレーズ ページが表示されます。

AP ローカル UI のローカル パスフレーズ ページのスクリーンショット

  1. 現在のパスフレーズ テキスト ボックスに、AP の現在のパスフレーズを入力します。
    事前にパスフレーズを変更していない場合は、既定のパスフレーズ wgwap を入力します。
  2. 新しいパスフレーズ新しいパスフレーズの確認 テキスト ボックスに、AP の新しいパスフレーズを入力します。
  3. 保存 をクリックします。

AP ファームウェアをアップグレードする

WatchGuard AP を Firebox のゲートウェイ アクセス コントローラで管理する場合、既定では、Firebox のコントローラでファームウェアの新しいバージョンが使用可能になると、AP のファームウェアは自動更新されます。また、WatchGuard Software ダウンロード ページで AP のファームウェア更新が利用可能になった場合に、アクセス ポイント web UI から AP のファームウェアを手動でアップグレードすることもできます。

AP を新バージョンのファームウェアでアップグレードする前に、AP に接続されたコンピュータにファームウェアのイメージを保存する必要があります。

  1. 左側のナビゲーション メニューから、ファームウェアのアップグレード を選択します。
    ファームウェアのアップグレード ページが表示されます。

AP ローカル UI のファームウェアのアップグレード ページのスクリーンショット

  1. 参照 をクリックしてから、ファームウェアのイメージ ファイルを選択します。
    ファームウェア イメージ ファイルのパスがファームウェアの場所テキスト ボックスに表示されます。
  2. アップグレード をクリックします。

ファームウェアの更新中に AP の電源を遮断しないでください。ファームウェアの更新中に電源を遮断すると、AP がフェールセーフ モードで起動する可能性が生じます。AP がフェールセーフ モードに入ると、アクセス ポイント Web UI は AP ファームウェアの更新オプションだけ提供します。AP のフェールセーフ モードと復元の詳細については、WatchGuard ナレッジ ベースを 参照してください。

AP ログ メッセージを表示する

AP の問題のトラブルシューティングに役立つ、AP のシステム ログ メッセージを確認できます。

AP のシステム ログ メッセージを表示するには、左側のナビゲーション メニューから、システム ログ を選択します。

AP ローカル UI のシステム ログ ページのスクリーンショット

構成の変更を保存または復帰します。

AP の構成を変更し、当該変更が未実装の場合、変更内容を保存して AP に適用するか、あるいは変更内容を復帰して AP に適用されないようにすることができます。

  1. 左側のナビゲーション メニューから、保存/再ロード:0 を選択します。
    保存/再ロード ページが表示されます。

AP ローカル UI の保存/再ロード ページのスクリーンショット

  1. 変更を適用して AP 構成に保存するには、未保存の変更内容リスト から変更内容を選択して 保存して適用 をクリックします。
  2. 変更内容を復帰するには、未保存の変更内容リスト から変更内容を選択して 復帰 をクリックします。

関連情報:

WatchGuard ワイヤレス ソリューション

AP 構成について