USB ドライブからバックアップ イメージを自動的に復元する
自動復元の機能を使用するには、初めに USB ドライブにあるバックアップ イメージを、Firebox がリカバリ モードで起動した際に復元するためのイメージとして選択します。このバックアップ イメージを選択するには、Fireware Web UI、Firebox System Manager、または Fireware command line interface を使用できます。この機能は Firebox Cloud、FireboxV と XTMv デバイスではサポートされていません。
異なる Firebox から作成されたバックアップ イメージを自動復元に使用しないでください。自動復元のバックアップ イメージは各 Firebox に固有のもので、その Firebox 固有のシリアル番号、証明書、プライベート キーが含まれています。
自動復元を実行するバックアップ イメージを選択する
自動復元するバックアップ イメージを指定すると、そのバックアップ イメージのコピーが暗号化され、auto-restore.fxi のファイル名で USB ドライブに保存されます。バックアップ イメージ ファイルは、\auto-restore\ ディレクトリの下の Firebox モデルのサブディレクトリに保存されます。例えば \auto-restore\T35\auto-restore.fxi です。
バックアップ イメージを接続された USB ドライブに保存する際には、Fireware OS をバックアップ イメージに含めるかどうかを選択することができます。自動復元に選択したバックアップ イメージには Fireware OS が含まれている必要があります。Firebox は、Fireware OS を含まないバックアップ イメージを自動復元できません。
各 USB ドライブの各 Firebox モデルには、1 つの自動復元用バックアップ イメージしか選択できません。自動復元用バックアップ イメージがお持ちの Firebox モデルの USB ドライブに既に存在する場合、それは、自動復元に異なるバックアップ イメージを選択すると上書きされます。
自動復元に選択するバックアップ イメージは、Fireware 12.3 以上から接続された USB ドライブに保存されている必要があります。Firebox は、Fireware 12.2.1 以前のバージョンから USB ドライブに保存されたバックアップ イメージを自動復元できません。
- システム > イメージをバックアップおよび復元する の順に選択します。
イメージをバックアップおよび復元する ページが表示されます。 - USB タブを選択します。
USB ドライブで使用可能なバックアップ イメージのリストが表示されます。直近に保存されたバックアップ イメージがリストの一番上に表示されます。
- 使用可能なバックアップ イメージ リストから、Fireware OS を含むバックアップ イメージ ファイルを選択します。
- 自動復元の設定 をクリックします。
自動復元の設定 ダイアログ ボックスが表示されます。
- バックアップ イメージ ファイルの暗号化に使用された パスワード を入力します。自動復元の設定 をクリックします。
Firebox は、USB ドライブ上の洗濯されたバックアップ イメージのコピーを auto-restore.fxi のファイル名で保存します。イメージは、自動復元プロセスのみによって使用可能なランダム暗号化キーで暗号化されています。
- Firebox System Manager を起動する.
- ツール > USB ドライブ の順に選択します。
USB ドライブへバックアップ/復元 ダイアログ ボックスが表示されます。直近に保存されたバックアップ イメージがリストの一番上に表示されます。
- 使用可能なバックアップ イメージ リストから、Fireware OS を含むバックアップ イメージ ファイルを選択します。
- 自動復元の設定 をクリックします。
USB 自動復元 ダイアログ ボックスが表示されます。
- バックアップ イメージ ファイルの暗号化に使用された 暗号化キー を入力します。OK をクリックします。
- Firebox の構成パスフレーズを入力します。OK をクリックします。
Firebox は、USB ドライブ上の洗濯されたバックアップ イメージのコピーを auto-restore.fxi のファイル名で保存します。イメージは、自動復元プロセスのみによって使用可能なランダム暗号化キーで暗号化されています。
以前に USB ドライブに自動復元バックアップ イメージを保存した場合は、既存の auto-restore.fxi ファイルが選択されたバックアップ イメージのコピーに置き換えられます。
Firebox で以前に Fireware OS v11.3 よりも前のバージョンが使用されていた場合は、自動復元機能を動作させるためには、デバイスの復元モード ソフトウェア イメージを v11.3 に更新する必要があります。アップグレード手順については、Fireware XTM 11.3 リリース ノート を参照してください。
バックアップ イメージを自動復元する
選択したバックアップ イメージを自動復元するには、復元モードで Firebox を起動する必要があります。Firebox が復元モードで起動されると、Firebox では USB ドライブにその Firebox の有効な自動復元イメージが入っているかどうかがチェックされます。USB ドライブにその Firebox の有効な自動復元イメージが含まれている場合は、バックアップ イメージが自動的に復元されて、再起動されます。
Firebox をリセットすると、Firebox に保存されたバックアップ イメージは削除されます。Firebox をリセットする前に、Firebox から最近のバックアップ イメージをエクスポートしておくことをお勧めします。詳細については、Firebox に保存されたバックアップ イメージのエクスポート を参照してください。
- Firebox の電源を切ります。
- Firebox の背面の リセット ボタンを長押しします。
- リセット ボタンを長押ししながら、Firebox の電源を入れます。
- Attn インジケータが点灯するまで、リセット ボタンを押し続けます。
- リセット ボタンをはなします。Firebox の電源を切らないでください。
- リセットが完了するまで待ちます。このプロセスは 70 秒かかる場合があります。リセットが完了すると、Attn インジケータが点灯しますが、点滅はしません。
Firebox が復元モードになりました。
- Firebox の電源を入れます。
- Arm インジケータ ( ) が緑色になるまで待ちます。
- Firebox の前面にある リセット ボタンを長押しします。
5 秒後、Arm インジケータが赤色になります。 - Arm インジケータが赤色に点灯している間か点灯していない間、リセット ボタンを押し続けます。
40 秒後、Arm インジケータは緑色に点滅し始めます。 - リセット ボタンを押したままにすると、Arm インジケータが 1 秒に 1 回緑色に点滅し始めます。
- Arm インジケータが 1 秒に 2 回緑色に点滅した後、リセット ボタンを放します。
- Arm インジケータが赤色に点滅するまで待ちます。
Firebox が復元モードになりました。
- Firebox の電源を切ります。
- Firebox の前面の左側にある リセット ボタンを長押ししながら、Firebox の前面にある 電源 ボタンを短く押して、電源を入れます。
Arm インジケータが赤色になります。 - Arm インジケータ ( ) が赤色になるまで、リセット ボタンを押し続けます。
Arm インジケータは緑色に点滅し始めます。 - リセット ボタンを押したままにすると、Arm インジケータが 1 秒に 1 回点滅を始めます。
- Arm インジケータが 1 秒に 2 回緑色に点滅した後、リセット ボタンを放します。
- Arm インジケータが赤色に点滅するまで待ちます。
Firebox が復元モードになりました。
- Firebox の電源を切ります。
- Firebox の前面にある 電源 ボタンを 3 秒間長押しして、電源を切ります。
- Firebox の前面の左側にある リセット ボタンを長押ししながら、Firebox の前面にある 電源 ボタンを短く押して、電源を入れます。
- 黄色の モード インジケータが点灯するまで、リセット ボタンを押し続けます。
- リセット ボタンを離します。
Attn インジケータは点灯しますが、点滅はしません。Firebox が復元モードになりました。
Firebox M440 を復元モードで起動するには、モード インジケータが点灯してから Attn インジケーターが点滅し始めるまでの間にリセット ボタンを離す必要があります。
- XTM デバイスの電源を切断します。
- デバイス フロント パネルの 上向き矢印 (↑) を長押ししながら、デバイスの電源を入れます。
- Recovery Mode starting と LCD ディスプレイに表示されるまで、ボタンを押し続けます。
- 電源を切ります。
- デバイスの背面の リセット ボタンを押下します。
- リセット ボタンを長押ししながら、電源を再接続します。
- 1 分間、または Attn インジケータが点滅し始めるまで、リセット ボタンを押し続けます。
- リセット ボタンをはなします。電源を切らないでください。
- リセットが完了するまで、3 分間待ちます。
Attn インジケータは点灯しますが、点滅はしません。デバイスが復元モードになりました。
- 電源を切ります。
- デバイスの背面の リセット ボタンを押下します。
- リセット ボタンを長押ししながら、電源を再接続します。
- 30 秒間、または Attn インジケータが点滅し始めるまで、リセット ボタンを押し続けます。
- リセット ボタンをはなします。電源を切らないでください。
- リセットが完了するまで、3 分 30 秒間待ちます。
Attn インジケータは点灯しますが、点滅はしません。デバイスが復元モードになりました。
- 電源を切ります。
- デバイスの背面の リセット ボタンを押下します。
- リセット ボタンを長押ししながら、電源を再接続します。
- 30 秒間、または Attn インジケータが点滅し始めるまで、リセット ボタンを押し続けます。
- リセット ボタンをはなします。電源を切らないでください。
- リセットが完了するまで、3 分 30 秒間待ちます。
Attn インジケータは点灯しますが、点滅はしません。デバイスが復元モードになりました。
有効な自動復元イメージが USB ドライブに含まれていない場合は、自動復元は失敗し、Firebox は再起動されません。自動復元プロセスが正常に実行されない場合は、Firebox の電源を切ってから再びオンにして、工場出荷時の既定設定で再起動する必要があります。工場出荷時の既定設定の詳細については、次を参照してください 工場出荷時の既定の設定について。