インターフェイス間のトラフィックの視覚表示
Firebox System Manager (FSM) のウィンドウの右上隅には、Firebox インターフェイスのトラフィック方向を視覚的に示す表示があります。また、この表示には、現在のトラフィックが各インターフェイスで許可されているか、または拒否されているかも示されます。表示は、三角形または星形の形状で表されます。
星形と三角形のポイントは、インターフェイスを経由して送信されるトラフィックを表します。緑色のポイントは、そのインターフェイスでトラフィックが許可されることを示します。赤色のポイントは、トラフィックが拒否されているか、または一部のトラフィックが拒否され、それ以外のトラフィックは許可されていることを示します。各ポイントでは、それぞれ異なる矢印によって受信接続と送信接続が示されます。2 つのインターフェイス間でトラフィックが送信されると、そのトラフィックの方向の矢印が点灯します。
三角形表示
三角形では、ネットワーク トラフィックが三角形のポイントで示されます。これらのポイントは、アイドルまたは拒否の状況だけを示します。1つの例外は、デフォルト ルートのVPN トラフィックが大量にある場合です。既定ルートの VPN トラフィックとは、VPN ネットワークの既定のゲートウェイとして構成された Firebox に VPN 経由で送信されるパケットを指します。この場合、FSM のトラフィック レベル インジケータには、きわめて大量のトラフィックが示される場合がありますが、デフォルト ルートの VPN トラフィックが同じインターフェイスでより大量に送受信されるため、緑色のライトが表示されることはありません。
Firebox にインターフェイスが 3 つだけ構成されている場合は、三角形の各頂点がそれぞれ 1 つのインターフェイスになります。デバイスに 4 つ以上のインターフェイスがある場合、三角形の各頂点は 1 種類のインターフェイスを表します。たとえば、6 つの構成済みインターフェイスがあり、外部インターフェイスが 1 つ、信頼済みインターフェイスが 1 つ、任意インターフェイスが 4 つの場合、三角形のAll-Optional の頂点は、4 つの任意インターフェイスすべてを表します。
星形表示
星形図形では、ポイントが終結する場所に以下のいずれかの状況が示される場合があります。
- 赤 (拒否) ― Firebox はインターフェイスの接続を拒否します。
- 緑 (許可) ― このインターフェイスと別のインターフェイス (星形、ただしその中心ではない) の間にトラフィックがあります。このインターフェイスと中心のインターフェイスの間にトラフィックが存在する場合は、これらのインターフェイス間のポイントは、点滅する緑色の矢印で表示されます。
星形表示は、中心のインターフェイスで送受信されるすべてのトラフィックを示します。中心のインターフェイスからノード インターフェイスに向かう矢印は、Firebox を経由するトラフィックの流れを示します。トラフィックは中心のインターフェイスを経由して受信され、ノード インターフェイスを経由して送信されます。たとえば、eth1 が中心にあり、eth2 がノードにある場合、緑色の矢印はトラフィックが eth1 から eth2 に流れていることを示します。
星形表示は、接続されている Firebox の種類に応じて外観が異なります。星にあるノードの数はデバイスのインターフェイス数と一致するように変更します。1 つのインターフェイスは星形の中心に位置し、各追加インターフェイスは星のノードに表示されます。たとえば、デバイスに6 つのインターフェイスがある場合は、星には 5 つのノードかあり、デバイスに10のインターフェイスがある場合は、星には9つのノードかあります。
星型を使用する場合、その中心に表示されるインターフェイスをカスタマイズできます。
インターフェイスをカスタマイズするには、以下の手順に従います。
インターフェイス名またはそのポイントをクリックします。
これにより、インターフェイスが星形の中心に移動します。他のすべてのインターフェイスは、時計回りに移動します。
インターフェイスを星形の中心に移動すると、そのインターフェイスと他のすべてのインターフェイスとの間にあるすべてのトラフィックを確認できます。既定の表示では、中心に外部インターフェイスが表示されます。
表示を変更するには、以下の手順に従います。
表示エリアを右クリックし、三角形モード または 星形モード を選択します。