ネットワーク インターフェイス カード (NIC) 設定

既定では、各インターフェイスは自動的にリンク スピードをネゴシエートするように設定されています。インターフェイスの詳細設定で、インターフェイス速度と最大パケットサイズ(MTU)を設定し、MAC アドレスの上書きを有効化することができます。

一部のモデルでは、一部のインターフェイスでサポートされる NIC 設定に制限があります:

  • Firebox M200 および M300 モデルでは、インターフェイス 0、1、2 は半二重をサポートしていません。

Firebox がジャンボ フレーム(1500 バイト以上のイーサネット フレーム)を受信するようにするには、まずインターフェイス MTU をインターフェイスで受け入れるフレーム サイズに増やす必要があります。構成可能な最大 MTU サイズは 9000 バイトです。

NIC 設定を構成する

既定では、リンク スピード自動ネゴシエーション に設定されています。テクニカル サポートに指示されない限り、この設定を変更しないことをお勧めします。リンク スピードを手動で設定して、ネットワーク上の他のデバイスが選択した速度をサポートしていない場合は、これにより競合が発生し、フェールオーバー後に Firebox のインターフェイスが再接続できなくなる可能性があります。

ネゴシエートされたリンク スピードは、Firebox System Manager の ステータス レポート タブに表示することができます。

ネゴシエートされたリンク速度は、Fireware Web UI の インターフェイス ダッシュボードで表示することができます。

MAC アドレスについて

ISP によっては、ネットワーク上のコンピュータの識別に MAC アドレスが使用される場合があります。各 MAC アドレスには、1 つの静的 IP アドレスが割り当てられます。ISP でコンピュータの識別にこの方法が使用されている場合は、Firebox の外部インターフェイスの MAC アドレスを変更する必要があります。元の構成で ISP に直接接続されていたケーブル モデム、DSL モデム、またはルーターの MAC アドレスを使用します。

MAC アドレスには、以下の特性がある必要があります。

  • MAC アドレスは 12 桁の 16 進数文字を使用して表す必要があります。16 進数文字として使用できるのは、0 ~ 9 および「a」~「f」の値です。
  • MAC アドレスは以下で運用することが必要です:
    • 外部ネットワーク上の一つ以上のアドレス
    • デバイスの信頼済みネットワークの MAC アドレス
    • デバイスの任意ネットワークの MAC アドレス。
  • MAC アドレスは、000000000000 または ffffffffffff には設定できません。

Firebox が再起動するときに、MAC アドレスの上書き チェックボックスが選択されていない場合は、デバイスは外部ネットワークの既定 MAC アドレスを使用します。

MAC アドレスに関する問題が発生するのを避けるために、Firebox では、外部インターフェイスに割り当てられている MAC アドレスがネットワーク上で一意であるかどうかが確認されます。同じ MAC アドレスを使用する他のデバイスが検出された場合は、MAC アドレスは Firebox によって外部インターフェイスの標準の MAC アドレスに戻され、Firebox が再起動されます。

MAC アドレスの上書きは FireCluster ではサポートされていません。