spamBlocker 例外ルールをインポートおよびエクスポートする

複数の Firebox を管理している場合、または複数のプロキシ ポリシーが割り当てられた spamBlocker を使用している場合は、それらの間で例外ルールをインポートおよびエクスポートすることができます。これによりルールの定義が 1 回で済むため、時間の節約になります。

プロキシまたは Firebox 間で例外ルールを転送する方法は 2 通りあります:

  • ルールを定義する ASCII ファイルを作成し、他の Firebox またはプロキシ ポリシーにインポートすることができます。
  • Policy Manager で例外ルールを定義し、例外ルールを ASCII ファイルにエクスポートして、そのファイルを別の Firebox 構成ファイルまたはプロキシ ポリシーにインポートします。

ルールセットを ASCII ファイルに書き込む

UTF-8 標準文字セットを使用して、通常の ASCII ファイルにルールを書き込むことができます。

1 行に含めることができるのは、1 つのルールだけです。ルールの構文は以下のようになります。

[アクション, <tag>,] 送信者 [, 受信者]

ここでは、

アクション = 許可、サブジェクト タグに追加する <tag>、検疫、拒否、またはドロップ。(IMAP または POP3 プロキシでは、検疫、拒否、およびドロップはサポートされていません)。既定のアクションは 許可 です。

タグ = 電子メール メッセージに追加する識別子。識別子は山カッコで囲みます。

送信者 = 電子メール アドレス ([email protected]) またはパターン (*@firebox.net)。既定はすべての送信者です。

受信者 = 電子メール アドレス ([email protected]) またはパターン (*@firebox.net)。既定はすべての受信者です。

カッコ内のフィールドはオプションです。これを省略すると、既定値が適用されます。

ファイルにコメントを追加するには、番号記号 (#) の後に続けてコメントを記入します。コメントは必ず別の行にしてください。

以下は spamBlocker 例外ルール ファイルの例です:
# allow all email from firebox.net *@firebox.net
# use **SPAM** tag on all email from xyz.com Add subject tag, <**SPAM**>, *@xyz.com
# deny all email from unknown.com to [email protected] Deny, *@unknown.com, [email protected]

ASCII 例外ファイルをインポートする

spamBlocker 構成に spamBlocker 例外をインポートするには、Policy Manager から以下の手順を実行します。

  1. spamBlocker 構成を編集します。
  2. spamBlocker 構成 ダイアログ ボックスの 例外 セクションで、インポート をクリックします。
  3. ASCII ファイルを選択します。開く をクリックします。
  4. spamBlocker にすでに例外が定義されている場合は、既存のルールを 置き換える か、またはインポートしたルールを既存のルールのリストに 付け加える かを選択します。
    付け加える をクリックすると、既存のルールの下にある 例外 セクションにインポートしたルールが表示されます。例外ルールの順序を変更する方法については、spamBlocker 例外の順番を変更する を参照してください。

拒否 アクションのルールを POP3 または IMAP プロキシの例外リストにインポートすると、エラー メッセージが表示されます。

ルールを ASCII ファイルにエクスポートする

プロキシ ポリシーから例外ルールをエクスポートすると、Policy Manager により現在のルールが ASCII テキスト ファイルに保存されます。

spamBlocker 例外ルールをエクスポートするには、Policy Manager から以下の手順を実行します。

  1. エクスポートするルールが含まれる spamBlocker 構成を編集します。
  2. spamBlocker 構成 ダイアログ ボックスの 例外 タブで、次のセクションの説明に従って例外を定義します:spamBlocker 例外ルールを追加する
  3. エクスポート をクリックします。
    開く ダイアログ ボックスが開きます。
  4. 例外ファイルを保存する場所を選択します。保存 をクリックします。
    これで、同じ Firebox 構成ファイルまたは異なるファイルで別の SMTP、IMAP、または POP3 プロキシ定義を開き、例外ファイルをインポートできるようになりました。

ログ例外

電子メールが例外ルールと一致するたびにログ メッセージが送信されるようにするには、例外タブで、上記の例外のいずれかと一致する各電子メールに、ログ メッセージを送信する チェックボックスを選択します。