TDR トラフィックのファイアウォール ポリシーを構成する

Firebox で TDR を有効化するには、ネットワークの Host Sensor から TDR アカウントへの接続を許可するポリシーを Firebox 構成に含める必要があります。

WG-TDR-Host-Sensor ポリシー テンプレートについて

Fireware v11.12.1 以降で Threat Detection and Response を有効化すると、WatchGuard Threat Detection and Response ポリシーが自動的に構成に追加されます。このポリシーでは、ポート 443 で、エイリアス Any-Trusted からすべての TDR 地域の FQDN への TCP トラフィックを許可する WG-TDR-Host-Sensor パケット フィルタ ポリシー テンプレートが使用されます。任意ネットワークの Host Sensor からのトラフィックを許可するには、このポリシーを編集して、エイリアス Any-Optional を追加する、または特定のインターフェイス名を 送信元 リストに追加します。

Firebox で Fireware v11.12 以下を実行している場合は、Policy Manager または Fireware Web UI で TDR を有効化するときに、ネットワークから TDR アカウントの FQDN への接続を許可するポリシーを手動で追加する必要があります。

Host Sensor トラフィックを許可するポリシーを手動で追加する

Firebox で Fireware v11.12.1 以降を実行している場合に、信頼済みネットワークからの Host Sensor 接続を許可するには、WG-TDR-Host-Sensor パケット フィルタ ポリシーを構成に追加します。Firebox で TDR を有効化する際に、このポリシーが自動的に追加されます。

Firebox で Fireware v11.12 を実行している場合は、以下の設定で HTTPS パケット フィルタ ポリシーを手動で追加します。

  • 接続 - 許可
  • 送信元 — Any-Trusted、Any-Optional (または、Host Sensor がインストールされている場所)
  • 送信先 — FQDN tdr-hsc-na.watchguard.comtdr-hsc-eu.watchguard.com、および tdr-hsc-ap.watchguard.com

TDR アカウントの FQDN への接続のみを許可する場合は、TDR で FQDN を検索して、それをパケット フィルタ ポリシーに追加します。

TDR アカウントの FQDN を検索するには、WatchGuard Cloud で以下の手順を実行します。

  1. TDR にログインする.
  2. 監視 > Threat Detection の順に選択します。
  3. デバイス / ユーザー セクションで、ホスト を選択します。
    ホスト ページが開きます。
  4. Host Sensor のダウンロード をクリックします。
    Host Sensor のダウンロード ダイアログ ボックスが開きます。
  5. コントローラ アドレス を探します。それは、FQDN:port の形式で表示されます。

  1. FQDN 値をコピーします。ポート番号を含めないでください。

TDR Sandbox 分析、AD Helper、および研究データの FQDN を追加する

Host Sensor と AD Helper から TDR クラウドに接続できるようにするには、WG-TDR-Host-Sensor またはその他の HTTPS パケットフィルタ ポリシーに、宛先として他の FQDN を追加しなければならない場合があります。

Firebox に HTTPS プロキシ ポリシーがあり、コンテンツ インスペクション設定で、以下の証明書検証オプションが有効化されている場合にのみに、これらの FQDN を追加する必要があります。

  • OCSP を使用して証明書を検証する
  • 証明書を検証できない場合、証明書は無効とみなされます

Fireware 12.4 以降では、これらの FQDN は、TDR を有効化したときに作成される WG-TDR-Host-Sensor ポリシーの宛先として自動的に追加されます。旧バージョンの Firewareでは、宛先として tdr-files-na.watchguard.comtdr-files-eu.watchguard.com、および tdr-files-ap.watchguard.com を追加しなければならない場合があります。

TDR Host Sensor でファイルのサンドボックス アクションが実行されるようにするには、WG-TDR-Host-Sensor ポリシーで宛先として以下の FQDN を追加します。

tdr-frontline-na.watchguard.com

tdr-frontline-eu.watchguard.com

tdr-frontline-ap.watchguard.com

AD Helper から TDR クラウドに接続できるようにするには、WG-TDR-Host-Sensor ポリシーで宛先として以下の FQDN を追加します。

tdr-adhh-na.watchguard.com

tdr-adhh-eu.watchguard.com

tdr-adhh-ap.watchguard.com

TDR Host Sensor から WatchGuard で調査に使用されたデータが送信されるようにするには、WG-TDR-Host-Sensor ポリシーに宛先としてこの FQDN を追加します。

tdr-rdp-na.watchguard.com

プロキシ ポリシーおよびサービスを有効化する

TDR でネットワーク イベントと Host Sensor イベントが効果的に相関されるように、Firebox でプロキシ ポリシーとサービスを有効化することをお勧めします。詳細については、TDR のプロキシ ポリシーを構成する を参照してください。

関連情報:

TDR アカウント地域について