SD-WAN ステータスおよび手動フェールバック (Web UI)
Fireware v12.3 以降の SD-WAN ステータス ページでは、SD-WAN アクションの接続を手動でフェールバックするよう選択できます。Firebox で構成されたすべての SD-WAN アクションのリストや各アクションのモード、インターフェイスおよびフェールバック オプションを表示することもできます。
このトピックでは、Fireware Web UI の SD-WAN ステータス情報とフェールバック オプションを説明します。Fireware Web UI での SD-WAN 監視の詳細については、以下を参照してください:インターフェイス情報と SD-WAN 監視。
SD-WAN ステータス情報、手動フェールバック、および Firebox System Manager (FSM) の監視の詳細については、以下を参照してください:SD-WAN 監視、ステータス、および手動フェールバック (Firebox System Manager)。
SD-WAN アクション リスト
このリストの SD-WAN アクションには以下が含まれます:
- グローバル MWAN アクション — Firebox で複数の外部インターフェイスが構成されている場合は自動生成されます
- その他の SD-WAN アクション — ネットワーク > SD-WAN ページに手動で追加されます
各アクションについて以下の情報が表示されます。
モード
グローバル MWAN アクションの場合、モードは multi-WAN 構成で指定されたルーティング方法を示します:ルーティング テーブル、ラウンド ロビン、フェールオーバー、または インターフェイス オーバーフロー。
手動で追加した SD-WAN アクションの場合、モードは フェールオーバー です。
インターフェイス
SD-WAN アクションに参加するすべてのインターフェイスが表示されます。太字表示されたインターフェイス名はプライマリ インターフェイスです。
プライマリ インターフェイスを変更するには、以下の手順を実行します。
- 手動で追加した SD-WAN アクションの場合は、SD-WAN 構成でリスト内のインターフェイスを上下に動かします。
- グローバル MWAN アクションの場合は、multi-WAN 構成でリスト内のインターフェイスを上下に動かします。プライマリ インターフェイスを変更できるのは、フェールオーバー または インターフェイス オーバーフロー が multi-WAN ルーティング方法として選択されている場合に限られます。
フェールバック オプション
フェールバック オプションは、有効な新規の接続がプライマリ インターフェイスをどのようにフェールバックするかを指定します:段階的、即時、またはフェールバックなし。
手動で追加した SD-WAN アクションの場合は、フェールバック オプションは SD-WAN アクション構成で構成されます。
グローバル MWAN アクションの場合、フェールバック オプションは multi-WAN 構成で選択されたルーティング方法によって決まります。multi-WAN 方法が フェールオーバーの場合、SD-WAN ステータス ページのフェールバック オプションは 即時フェールバック です。multi-WAN 方法が ルーティング テーブル、ラウンド ロビン または インターフェイス オーバーフロー の場合、SD-WAN スタータス ページのフェールバック オプションは適用されず、N/A として表示されます。
SD-WAN アクション構成では以下のオプションを構成できます:
- 即時フェールバック — 有効な新規の接続はフェールバック (オリジナル) インターフェイスを使用します
- 段階的フェールバック — 有効な接続は引き続きフェールオーバー インターフェイスを使用します。新規の接続はフェールバック (オリジナル) インターフェイスを使用します
- フェールバックなし — 有効な新しい接続は引き続きフェールオーバー インターフェイスを使用します。元の WAN 接続にフェールバックする前に問題が解決されたことを確認する場合はこのオプションを選択できます。
SD-WAN アクションで 段階的フェールバック または フェールバックなし を選択した場合は、SD-WAN ステータス ページで手動フェールバックを開始することができます。この手順は次のセクションで説明されています。
手動フェールバックを開始する
SD-WAN アクションに参加するインターフェイスでは、手動でフェールバック接続を選択できます。
SD-WAN アクション構成で、フェールバック設定が 段階的フェールバック の場合は、以下の手順を実行します。
- SD-WAN ステータス ページでは、フェールバック強制 オプションを選択できます。
- フェールバック強制 オプションは有効な接続を終了し、新規の接続がフェールバック (オリジナル) インターフェイスを使用するよう強制できます。
SD-WAN アクション構成で、フェールバック設定が フェールバックなし の場合は、以下の手順を実行します。
- SD-WAN ステータス ページでは、手動段階的フェールバック または 手動即時フェールバック を選択できます。
- 手動段階的フェールバック オプションは、フェールオーバー インターフェイスで有効な接続を維持し、新規の接続がフェールバック (オリジナル) インターフェイスを使用するよう強制します。
- 手動即時フェールバック オプションは有効な接続を終了し、新規の接続がフェールバック インターフェイスを使用するよう強制できます。
関連情報:
インターフェイス情報と SD-WAN 監視 (Web UI)