新規 WatchGuard AP を配備する前に、ワイヤレス サイト調査を実施し、現在の環境とワイヤレス信号を分析できます。ワイヤレス サイト調査は、ご利用のワイヤレス ネットワークに特有の必要条件と、配備に影響しうる外的要素を確認する上で役立ちます。
サイト調査の結果は、次に挙げる情報を判断する際に役立ちます:
- サポートする必要のあるワイヤレス クライアント数
- ワイヤレス クライアントとアプリケーションのエアタイムと需要
- 電波受信範囲と必要な AP 数
- 最適な AP の物理的な設置場所
- クライアントから各 AP までの距離
- ワイヤレス信号強度およびノイズ レベルと潜在的ワイヤレス ノイズ源および干渉原因
- 建造物の構造、建材など、ワイヤレス信号に影響を与える環境的要因
通常、ワイヤレス サイト調査は、ご利用環境の物理的ウォークスルーから始めます。現存のネットワーク環境が示されている間取図と、計画中のワイヤレス ネットワークの必要条件のリストが役立ちます。目視検査は、必要な無線到達範囲、物理的制約、建造物の構造上の障壁、潜在的なワイヤレス干渉原因を把握する上で役立ちます。
施設の目視検査が完了した後、環境内で現在のワイヤレス信号が設置されている場所と、それらの信号が物理的環境に対してどのように反応しているかを視覚化し、把握できます。
環境をマッピングし、ご使用環境のワイヤレス信号を視覚化した、ワイヤレスの ヒート マップ を生成することが可能なサイト調査ツールを使用可能です。このヒート マップでは、ワイヤレス アクセス ポイントの信号強度と到達距離、信号の物理的環境に対する反応が図示され、既存の無線干渉がすべて認識されます。
ヒート マップを生成してご利用の環境に既に存在する無線信号と干渉を判断し、配備シナリオの計画に役立てることができます。Ekahau HeatMapper など、多数の使用可能なサードパーティーのワイヤレス サイト調査ツールから 1 つを選んで使用できます。AP を設置した後、もう一度ヒート マップを作成して、現在の配備で十分な到達範囲と信号強度がワイヤレス ネットワークで提供されているかを確認できます。
または、Gateway Wireless Controller のワイヤレス配備マップ機能を利用し、ワイヤレス ネットワークをシミュレーションした物理ビューを提供することで、AP を最適な場所に配置して受信範囲を最大に拡張し、エリア内の他のワイヤレス デバイスとのチャンネル競合を検出することができます。
ワイヤレス マップ機能の詳細については、次を参照してください： Gateway Wireless Controller マップを使用する。
ワイヤレス マップ機能を AP の配置に役立てる詳しい方法については、次を参照してください： ワイヤレス配備マップを表示する。