暗号化レベルを設定する

ワイヤレス アクセス ポイント構成の 暗号化アルゴリズム ドロップダウン リストから、ワイヤレス接続の暗号化のレベルを選択できます。利用可能な選択は、使用する認証メカニズムによって異なります。キーが必要な場合は、ランダムな暗号化キーが Firebox によって自動的に作成されます。このキーを使用するか、または異なるキーに変更することもできます。各ワイヤレス クライアントは、このキーを使用して Firebox に接続する必要があります。

最強のセキュリティを実現するために、既定の WPA2 暗号化を指定することをお勧めします。

オープン システム認証と共有キー認証

Fireware v12.1.1 以上では、WEP 暗号化が有効化された構成は保存できなくなりました。WEP はセキュアでなく廃止予定のプロトコルであるため、WPA2 の使用が推奨されます。

オープン システム認証および共有キー認証に対する暗号化オプションは、WEP 64 ビット 16 進数、WEP 40 ビット ASCII、WEP 128 ビット 16 進数、および WEP 128 ビット ASCII です。

オープン システム認証を選択する場合は、無効 を選択することもできます。

  1. WEP 暗号化を使用する場合は、キー テキスト ボックスに、16 進数または ASCII 文字を入力します。ASCII 文字をサポートしないワイヤレス アダプタ ドライバもあります。最大 4 つのキー (番号 1〜4) を設定できます。
    • WEP 64 ビット 16 進数キーには、10 個の 16 進数文字 (0~f) を指定する必要があります。
    • WEP 40 ビット ASCII キーには、5 文字を指定する必要があります。
    • WEP 128 ビット 16 進数キーには、26 個の 16 進数文字 (0~f) を指定する必要があります。
    • WEP 128 ビット ASCII キーには、13 文字を指定する必要があります。
  2. キー インデックス テキスト ボックスに複数のキーを入力した場合、既定のキーとして使用するキーの番号を入力します。

Firebox ワイヤレス デバイスは、一度に 1 つのワイヤレス暗号化キーのみ使用できます。リストで最初にあるキー以外のキーを選択する場合は、ワイヤレス クライアントでも同じキーを使用するように設定する必要があります。

WPA と WPA2 認証の暗号化

Wi-Fi Protected Access (WPA および WPA2) 認証方法に対する暗号化オプションは、以下のとおりです。

  • TKIP — 暗号化のために TKIP (Temporal Key Integrity Protocol) のみを使用します。
    802.11n をサポートするワイヤレス モードを使用するように無線設定が構成されている場合、このオプションは使用できません。
  • AES — 暗号化のために AES (Advanced Encryption Standard) のみを使用します。
  • TKIP または AES — 暗号化には TKIP または AES のいずれかを使用します。

AES 暗号化を使用するためにワイヤレス クライアントを構成することをお勧めます。

関連情報:

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