FireClusters を監視する

適用される製品:クラウド管理の Firebox に適用されます。ローカル管理の Firebox

FireCluster ページでは、クラウド管理の FireCluster およびクラウド レポート機能が有効化されているローカル管理の FireCluster のライブ ステータスを確認することができます。また、イベント履歴や各イベントの詳細レポートも表示することができます。

このページは、クラウド管理の FireCluster またはクラウド レポート機能を備えたローカル管理の FireCluster が WatchGuard Cloud に接続されている場合にのみ表示されます。両方のクラスタ メンバーで、Fireware v12.8.2 以降 (T30、T35、T50、M200、M300 Firebox の場合は v12.5.11 以降) が実行されている必要があります。

クラウド管理の Firebox およびクラウド レポート機能を備えたローカル管理の Firebox で FireCluster を監視するには、以下の手順を実行します。

  1. 監視 > デバイス の順に選択します。
  2. Firebox を選択します。
    選択されている Firebox のデバイスの概要ページが開きます。
  3. ライブ ステータス > FireCluster の順に選択します。
    FireCluster ページが開きます。

新しいウィンドウでライブ ステータスを開くには、WatchGuard Cloud ウィンドウの右上隅にある をクリックします。

イベント履歴 グラフには、両方のクラスタ メンバーのイベント履歴が色分けされて表示されます。グラフには、過去 3 ヵ月間のイベントが表示されます。

白 (両方のメンバーが停止)

両方のクラスタ メンバーが利用できない状態にあった時間帯は、白いグラフで示されます。

オレンジ (一方のメンバーが稼働)

クラスタ メンバーの 1 つのみが利用できない状態にあった時間帯は、オレンジ色のグラフで示されます。

緑 (両方のメンバーが稼働)

両方のクラスタ メンバーが利用できる状態にあった時間帯は、緑色のグラフで示されます。

Screen shot of the FireCluster Live Status page

イベント表には、過去 3 ヵ月の間に発生したクラスタ イベントが含まれます。表には、以下の列が含まれています。

日付

クラスタ イベントが発生した日時。

イベント

フェールオーバーやファームウェアのアップグレードなど、発生したイベントの種類。

理由

ハートビートの喪失や管理者が開始したファームウェアのアップグレードなど、イベントが発生した理由。

期間

イベントの経過時間。

イベントの詳細レポートを表示するには、日付 列で、イベントの日付をクリックします。そうすると、イベント レポートが開きます。そこに、以下の情報が表示されています。

イベントの説明

イベントの種類、イベントが発生した理由、イベントの時間。

実行時のステータス

クラスタ メンバーがオンラインで相互に同期しているか否かの状態、CPU とメモリの使用率、Firebox 接続の数、および 1 秒あたりの接続速度 (CPS)。

クラスタの実行時のステータス

クラスタ ID、現時点のプライマリ クラスタ メンバーとバックアップ クラスタ メンバー、すべてのクラスタ インターフェイスのステータス、およびハートビートしきい値。

このクラスタ マスタは、プライマリ クラスタ インターフェイスとバックアップ クラスタ インターフェイスでハートビート パケットを 1 秒に 1 回送信します。バックアップ マスタが 3 つの連続するハートビートを受信しなかった場合、クラスタ マスタのフェールオーバーがトリガされます。喪失ハートビートの既定のしきい値は 3 です。

ファイルの TX チャンネル、メッセージの TX チャンネル、KeepAlive メッセージ、およびハートビート メッセージのステータスはサポートされていません。

クラスタの健全性情報

システム健全性指数 (SHI)、監視対象ポート健全性指数 (MPHI)、および加重平均指数 (WAI) のスコア。各健全性指数値の範囲は 0 から 100 までです。

SHI はデバイスの監視対象プロセスのステータスを示すものです。監視されているすべてのプロセスがアクティブの場合、SHI の値は 100 です。

MPH は監視対象ポートのステータスを示すものです。監視されているすべてのポートが稼働中の場合、SHI の値は 100 です。ワイヤレス接続のステータスは、この指数の一部としては監視されません。

WAI は、フェールオーバーの基準として、2 つのクラスタ メンバーの全体的な健全性を比較するために使用されます。クラスタ メンバーの WAI は、そのデバイスの SHI と MPHI の加重平均となります。クラスタ マスターの WAI がバックアップ マスターの WAI よりも低い場合に、クラスタ マスターがフェールオーバーします。

ハードウェア健全性指数 (HHI) は、クラウド管理の FireCluster では無効化されています。

クラスタ インターフェイスのステータス

インターフェイスの状態 (稼働または停止)。

VPN 同期

アクティブな BOVPN トンネルの数。

クラスタ動作イベント

クラスタの形成、ファームウェアのアップグレード、クラスタ メンバーのロールの変更など、クラスタの動作に関連するイベントの時系列リスト。

Screen shot of the FireCluster Event report

イベント レポートの .JSON バージョンをダウンロードするには、Screen shot of the FireCluster Event download button をクリックします。

関連トピック

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