Service Provider の Firebox テンプレートの例
Firebox テンプレートを活用することで、Service Provider はクラウド管理の Fireboxes を優先標準設定で効率的に構成できるようになります。Service Provider アカウントで Firebox テンプレートを作成すると、そのテンプレートが読み取り専用テンプレートとしてすべての Subscriber アカウントに継承されます。Service Provider は、管理している任意のアカウントのデバイスを継承されたテンプレートに登録すること、またはそのテンプレートをコピーして新しい編集可能なテンプレートを作成することができます。
以下の例には、Service Provider がテンプレートを使用して、カスタマー アカウントのクラウド管理デバイスを構成および更新する方法がいくつか示されています。
例 1 — グローバル構成テンプレート
Service Provider アカウントで、すべての Subscriber アカウントのデバイスで使用されるグローバル テンプレートを構成します。
この例では、以下のようになります。
- Service Provider アカウントで、すべてのデバイスに適用可能なグローバル基本設定のテンプレートを作成および配備します。
- 各 Subscriber アカウントで、管理ユーザーはすべてのデバイスをテンプレートに登録します。
メリット:
- Service Provider は、グローバル テンプレートを一度作成して配備するだけで済みます。
- Service Provider がテンプレートを更新して配備すると、変更がすべての登録済みデバイスに自動的に配備されます。
例 2 — 複数のテンプレート
Service Provider アカウントで、すべての Subscriber アカウントに継承される複数のテンプレートを構成します。
この例では、以下のようになります。
- Service Provider アカウントで、複数のテンプレートを作成して配備することができます。例:
- 基本 — ほとんどのデバイスに適した設定のテンプレート
- VoIP — VoIP サービスへのアウトバウンド VoIP 接続を許可するポリシーを備えたテンプレート
- Subscriber アカウントで、管理ユーザーは特定のデバイスを一方または両方のテンプレートに登録します。
メリット:
- Service Provider は、各テンプレートを一度作成するだけで済みます。
- Service Provider が更新をテンプレートに配備すると、変更がすべての登録済みデバイスに自動的に配備されます。
例 3 — 標準構成テンプレート
Service Provider アカウントで、新規 Subscriber アカウントのアカウント固有のテンプレートの基本として使用される標準構成を構成します。Service Provider アカウントで、アカウント固有のテンプレートの基本として使用される共通設定の標準テンプレートを構成します。新しい Subscriber アカウントを追加する際に、標準設定の標準構成テンプレートを使用して、新しいテンプレートを迅速簡単に作成することができます。設定は顧客ごとに変更することが可能です。
この例では、以下のようになります。
- Service Provider アカウントで、管理ユーザーは Subscriber アカウントのテンプレートの基本として使用される標準設定のテンプレートを作成して配備します。
- Subscriber アカウントでは、以下を実行することができます。
- 継承されたテンプレートをコピーする。
- コピーしたテンプレートを、そのアカウントに固有の設定で編集する。
- コピーしたテンプレートにデバイスを登録する。
メリット:
- Service Provider は、標準構成テンプレートを一度作成して配備するだけで済みます。
- 各アカウントにコピーされたテンプレートは、最初は標準設定になっています。
制限:
- コピーされたテンプレートでは、元のテンプレートへのリンクが保持されません。
- 元のテンプレートを変更しても、コピーされたテンプレートは変更されません。