Firebox および FireCluster でネットワークを監視する

適用される製品:クラウド管理の Firebox に適用されます。ローカル管理の Firebox

ネットワーク ページには、ネットワーク リスト、DNS サーバー、ワイヤレス無線、SD-WAN リスト、ARP テーブル、DHCP リース、および Firebox に構成されているルートを表示することができます。

このページは、クラウド管理の Firebox またはクラウド レポート機能を備えたローカル管理の Firebox が WatchGuard Cloud に接続されている場合にのみ表示されます。

クラウド管理の Firebox およびクラウド レポート機能を備えたローカル管理の Firebox でネットワークを監視するには、以下の手順を実行します。

  1. 監視 > デバイス の順に選択します。
  2. Firebox を選択します。
    選択されている Firebox のデバイスの概要ページが開きます。
  3. ライブ ステータス > ネットワーク の順に選択します。
    ネットワーク ページが開きます。このページは 30 秒ごとに自動的に更新されます。

Screen shot of WatchGuard Cloud, Live Status, Networks

ネットワーク

ネットワーク タブには、各ネットワークの概要が表示されます。これには、以下の情報が含まれます。

名前

ネットワークの名前。ネットワークの詳細を表示するには、名前をクリックします。詳細については、ネットワークの詳細 を参照してください。

種類

ネットワークの種類 (たとえば、内部、外部、ゲスト)

インターフェイス

ネットワーク接続を有効にする Firebox のインターフェイス。

デバイス

ネットワーク上のデバイスの数。

ワイヤレス

ネットワークでワイヤレスが有効になっている場合は SSID 名が表示されます。ワイヤレスが無効になっている場合は空欄になります。

SD-WAN

ネットワークを含めたすべての SD-WAN アクション。グローバル は、グローバル複数 WAN 構成にネットワークが含まれていることを示すものです。

ネットワーク タブには、DNS サーバーとワイヤレス無線 (Firebox ワイヤレス モデルの場合) も表示されます。

SD-WAN とグローバル複数 WAN

SD-WAN タブには、Firebox に構成されているすべての SD-WAN アクションが表示されます。このタブには、グローバル複数 WAN 構成も表示されます。これは、複数の外部ネットワークが構成されている場合に表示されます。

SD-WAN

各 SD-WAN アクションについて、以下の情報が表示されます。

SD-WAN 名と全体的なステータス

SD-WAN アクション構成で指定されている名前および SD-WAN アクションの全体的なステータスを示すアイコン。

SD-WAN アクションにおけるネットワークの可用性により、アイコンの色が異なります。

— SD-WAN アクションにおけるすべてのネットワークがアクティブかつ適格である場合

— SD-WAN アクションの一部のネットワークがアクティブまたは適格でない場合

— SD-WAN アクションのネットワークがアクティブまたは適格でない場合

物理リンクの障害が検出されない場合は、ネットワークはアクティブの状態です。リンク監視が有効化されていると、ネクスト ホップへのプローブが成功します。損失、レイテンシー、ジッターが指定されている値を超過しなければ、ネットワークは適格となります。

ネットワークは、SD-WAN アクションと同じ順序で表示されます。最初のインターフェイスがプライマリ インターフェイスとなります。フェールオーバー SD-WAN 方式では、プライマリ インターフェイスが適格であれば、これが優先されます。

方法

SD-WAN 方式 (フェールオーバーまたはラウンドロビン)。

ネットワーク

SD-WAN アクションに指定されているネットワーク。ネットワークのステータスにより、アイコンの色が異なります。

ネットワークがアクティブかつ適格である場合

ネットワークが適格でない場合

ネットワークがアクティブでない場合

ラウンドロビン方式が使用される SD-WAN アクションの場合は、ネットワーク アイコンに割合 (%) が表示されます。この割合は、SD-WAN アクションにおけるすべての対象ネットワーク間で、この SD-WAN アクションのトラフィックがどのように負荷分散されているかを示すものです。

フェールオーバー方式が使用される SD-WAN アクションの場合、矢印は SD-WAN アクションのネットワークが SD-WAN アクションの別のネットワークにフェールオーバーしたことを示すものです。

Firebox で非アクティブかつ不適格なネットワークが処理される方法については、SD-WAN 方式について を参照してください。

SD-WAN アクションにおける各ネットワークの詳細を表示するには、タイルをクリックします。詳細については、SD-WAN の詳細 を参照してください。

グローバル複数 WAN

グローバル複数 WAN については、以下の情報が表示されます。

全体的なステータス

グローバル複数 WAN 名 (グローバル) およびグローバル複数 WAN の全体的なステータスを示すアイコン。

グローバル複数 WAN におけるネットワークの可用性により、アイコンの色が異なります。

— グローバル複数 WAN におけるすべてのネットワークがアクティブである場合

— グローバル複数 WAN における一部のネットワークがアクティブでない場合

— グローバル複数 WAN におけるすべてのネットワークがアクティブでない場合

物理リンクの障害が検出されない場合は、ネットワークはアクティブの状態です。リンク監視が有効化されていると、ネクスト ホップへのプローブが成功します。

方法

方式 (フェールオーバーまたはラウンドロビン)。

ネットワーク

グローバル複数 WAN 構成に含まれているネットワーク。

ネットワーク アイコン

グローバル複数 WAN におけるネットワークの可用性により、アイコンの色が異なります。

& — ネットワークがアクティブである場合

& — ネットワークがアクティブでない場合

フェールオーバー グローバル複数 WAN 方式の場合、矢印はネットワークが別のネットワークにフェールオーバーしたことを示すものです。

グローバル複数 WAN 構成における各ネットワークの詳細を表示するには、タイルをクリックします。詳細については、SD-WAN の詳細 を参照してください。

アドレス解決プロトコルの要求

アドレス解決プロトコル (ARP) は、IP アドレスをネットワーク デバイスの MAC アドレスに関連付けるプロトコルです。このリストには、最大 25 個の ARP エントリが表示されます。

Screen shot of WatchGuard Cloud Live Status Networks, ARP tab

ARP タブには、Firebox からの ARP 要求に応答したデバイスに関する以下の情報が表示されます。

IP アドレス

ARP 要求に応答するコンピュータの IP アドレス。

HW の種類

接続するために IP アドレスが使用するイーサネット接続の種類。

フラグ

IP のハードウェア アドレスが解決した場合、そのアドレスは完全な ARP エントリ (0×2) または完全な静的 ARP エントリ (0×6) としてマークされます。ARP エントリが不完全な場合、フラグには 0×0 と表示されます。

MAC アドレス

IP アドレスと関連付けられたネットワーク インターフェイス カードの MAC アドレス。

インターフェイス

その IP アドレスに対するハードウェア アドレスが見つかった Firebox 上のインターフェイス。

DHCP リース

DHCP リースとは、ネットワーク上のデバイスに IP アドレスを一時的に割り当てることです。このリストには、最大 25 個の DHCP エントリが表示されます。

Screen shot of WatchGuard Cloud, Live Status, Networks DHCP

DHCP タブには、Firebox の DHCP クライアント リースに関する以下の情報が表示されます。

インターフェイス

クライアントの接続先の Firebox インターフェイス。

IP アドレス

リース用の IP アドレス。

ホスト

ホスト名使用可能なホスト名がない場合、ここは空になります。

MAC アドレス

IP アドレスと関連付けられたネットワーク インターフェイス カードの MAC アドレス。

開始

クライアントがリースを要求した時間。

終了

リースの期限が切れる時間。

ルートを構成する

ルート タブでは、Firebox で構成されているルートを監視することができます。ドロップダウン リストから、IPv4 または IPv6 を選択します。

Screen shot of WatchGuard Cloud, Live Status, Networks Routes

宛先

ルートの宛先 IP アドレス。

インターフェイス

このルートのパケットが送信される先のインターフェイス (たとえば、インターフェイス 0 は eth0)。

Gateway

IPv4 ルートの場合、ルートが使用するゲートウェイの IP アドレス。

フラグ

各ルートに設定されたフラグ。一般的なフラグには以下が含まれます:

  • U:作動しているルートを示す
  • H:ホストへのルートを示す
  • G:外部ゲートウェイを使用する IPv4 ルートまたは次のホップを使用する IPv6 ルートを示す

距離

ルート距離。つまり、ルートのコストです。数値が低いほどコストが低く、ルート優先度が高いことを示します。最大値は 255 となります。

Fireware v12.9 以降では、距離 設定が メトリック 設定に置き換わっています。

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