継承ルールの例
本セクションでは、WatchGuard Endpoint Security の主要な継承ルールの例をご紹介し、設定の継承の仕組みをご説明します。継承ルールには、以下が含まれます。
以下の例には、グループに設定を手動で割り当てた場合の継承の仕組みが示されています。グループ内のコンピュータとデバイスが設定を継承します。
手動で割り当てられた設定が適用されない限り、グループに割り当てられた設定 (手動または継承) が、すべてのサブグループ、コンピュータ、デバイスに適用されます。WatchGuard Endpoint Security で手動で割り当てられている設定が検知されると、そのグループとそのすべてのサブグループ、コンピュータ、デバイスには、元の継承された設定ではなく、手動で割り当てられた設定が適用されます。
以下の例では、最上位レベルのグループに手動で設定が割り当てられてから、グループ内のコンピュータに異なる設定が手動で割り当てられた場合の継承の仕組みを示しています。この場合は、コンピュータに手動で割り当てられた設定により、継承されたグループ設定が上書きされます。
手動で割り当てられた設定プロファイルは、継承されたプロファイルよりも優先されます。既定では、親グループから継承された設定がコンピュータに適用されます。しかし、コンピュータ グループに手動で割り当てられた別の設定プロファイルがあると、グループより下層のすべてのアイテムには、元の継承された設定ではなく、手動で割り当てられた設定が適用されます。
以下の例には、グループとサブグループに手動で設定が割り当てられた場合の継承の仕組みが示されています。手動で割り当てられた設定により、より上位のグループから継承された設定が上書きされます。
手動で割り当てられた設定が適用されない限り、グループに割り当てられた設定 (手動または継承) が、すべてのサブグループ、コンピュータ、デバイスに適用されます。WatchGuard Endpoint Security で手動で割り当てられている設定が検知されると、そのグループとそのすべてのサブグループ、コンピュータ、デバイスには、元の継承された設定ではなく、手動で割り当てられた設定が適用されます。
以下の例には、手動で設定がすでに適用されているグループに、新たに手動で設定が割り当てられた場合の継承の仕組みが示されています。この場合は、既存の設定が、新たに手動で適用された設定に置き換わります。サブグループとコンピュータは手動で適用された新たな設定を継承し、既存の設定が新たな設定に置き換わります。
WatchGuard Endpoint Security でサブグループに適用された設定の変更が検出され、(レベルに関係なく) 1 つまたは複数のサブグループに手動で設定が割り当てられている場合は、すべてにこれらの設定を継承させる または すべての設定を維持する というプロンプトがダイアログ ボックスに表示されます。
すべてにこれらの設定を継承させる
このオプションを選択すると、すべてのグループとコンピュータで新たな設定が継承されます。WatchGuard Endpoint Security では、すべての手動設定が上書きされ、グループの下層にある手動適用設定すべてが削除されます。
すべての設定を維持する
このオプションを選択すると、手動で設定が適用されていないグループとコンピュータにのみ新しい設定が適用されます。手動の既存設定が維持され、手動で適用された既存の構成設定がある最初のグループまたはコンピュータで新しい継承設定の適用が停止されます。
以下の例には、手動で割り当てられた新たな設定により、最上位グループに手動で適用されていた設定が置き換えられた場合の継承の仕組みが示されています。サブグループとコンピュータで新たな設定が自動的に継承されます。サブグループの既存設定を維持するために、手動で割り当てられた古い設定をそのサブグループに再度適用することができます。
すべての設定を維持するオプションを選択すると、手動で設定が適用されていないグループとコンピュータにのみ新たな設定が適用されます。手動の既存設定が維持され、設定が手動で割り当てられている最初のグループまたはコンピュータで新しい継承設定の適用が停止されます。
継承を復元する方法については、継承を復元する を参照してください。