動的ルートについて
ルーティング プロトコルは、ネットワーク ルーティング テーブルのステータスに関する情報を共有するためにルーターが他のルーターとの間で使用する言語です。静的ルーティングでは、ルーティング テーブルが設定され、変更されません。リモート パス上のルーターに障害が発生すると、パケットは送信先に到達することができません。動的ルートによってネットワーク変更の設定通り、自動的にルート テーブルの更新が行われます。
動的ルートを使用するには、Firebox を混合ルーティング モードで構成する必要があります。
動的ルート プロトコル
- IPv4 動的ルートについては、RIP、OSPF、または BGP を使用する必要があります。
- IPv6 動的ルートについては、RIPng、OSPFv3、または BGP を使用する必要があります。
サポートされているルーティング プロトコルの詳細については、次を参照してください:
- ルーティング情報プロトコル (RIP および RIPng) について
- About Open Shortest Path First (OSPF and OSPFv3) Protocol
- BGP (Border Gateway Protocol) について
Fireware は、Quagga ルーティング ソフトウェア スイート v1.2.4 を使っています。これは、最近のバージョンの Quagga で使用可能な大部分のコマンドをサポートしています。Quagga コマンドの詳細については、Quagga Routing Suite ドキュメンテーションを参照してください。
動的ルート ポリシー
動的ルート プロトコルを有効化すると、必須の動的ルート ポリシーが自動的に作成されます。自動的に追加されたポリシーには次の名前が付けられます。
- DR-RIP-Allow
- DR-RIPng-Allow
- DR-OSPF-Allow
- DR-OSPFv3-Allow
- DR-BGP-Allow
動的ルートの監視
動的ルートを有効にすると、Firebox System Manager の ステータス レポート タブで現在の動的ルートを確認できます。
Fireware Web UI で、システム ステータス > ルート の順に選択し、現在の静的および動的ルートを表示します。
FireCluster では、動的ルートがクラスタ マスターに表示されます。
ステータス レポート のルート テーブルの読み方については、次を参照してください： Firebox ルート テーブルを読み取る。
動的ルートのトラブルシューティングを行うために、動的ルートの診断ログ レベルを変更して、動的ルートのトラフィックに関するさらに多くのログ メッセージを生成することができます。この操作は、ネットワーキング カテゴリの診断ログ レベルの設定で行います。
診断ログ レベルの設定方法の詳細については、次を参照してください： 診断ログ レベルを設定する。