OSPF を使用して IPv4 ルーティングを構成する

FireCluster 用に OSPF を有効にした場合、OSPF 構成のルータ ID をクラスタが使用するインターフェイスの IP アドレスに設定する必要があります。この手順は、ルーティング プロトコルに FireCluster 管理 IP アドレスをルータ ID として使用させないためのものです。FireCluster 管理 IP アドレスおよびクラスタ IP アドレスは、ルータ ID として使用しないでください。ルータ ID を設定するには、OSPF 構成で ospf router-id <ip-address> のコマンドを使用します。

Firebox で複数 WAN が有効化されている場合は、動的ルート構成の物理インターフェイスの IP アドレスを使用する代わりに、ループバック インターフェイスを構成し、ループバック インターフェイスの IP アドレスを使用することができます。詳細については、ループバック インターフェイスを構成する を参照してください。

OSPF を有効にすると、Firebox によって DR-OSPF-Allow と呼ばれる動的ルート ポリシーが自動的に作成されます。このポリシーは、OSPF 用の予約済みマルチキャスト アドレスへの OSPF マルチキャストを許可するように構成されます。既定では、DR-OSPF-Allow ポリシーはエイリアス Any から Firebox へのトラフィックを許可します。ベストプラクティスとして、このポリシーを編集して認証を追加し、正しいインターフェイスでのみリッスンするよう制限することをお勧めします。

Firebox および OSPF ルータを構成後、ルート テーブルを参照して、Firebox が OSPF ルータからルート更新を受信したことを検証できます。 =

動的ルートを表示するには、Firebox System Manager から、ステータス レポート タブを選択します。

動的ルートを表示するには、Fireware Web UI で、システム ステータス > ルート の順に選択します。

関連情報:

About Open Shortest Path First (OSPF and OSPFv3) Protocol

OSPF コマンド