Web UI を使用して Fireware OS をダウングレードする

Fireware Web UI のアップグレード機能を使用して、Firebox を以前の Fireware OS のバージョンにダウングレードできます。

Fireware Web UI を使用して Firebox を Fireware OS v12.2.1 以降にダウングレードする場合、ダウングレードの過程で Firebox または Firebox に接続されている USB ドライブに保存されている互換性のあるバックアップ イメージを復元するオプションを選択できます。バックアップ イメージを復元しない場合、ダウングレードすることにより Firebox 構成が工場出荷時の既定設定にリセットされます。

Fireware OS v12.2 以前にダウングレードする場合、構成が工場出荷時の既定設定にリセットされてしまうため、これは望ましい方法ではありません。他のダウングレード方法の詳細については、次を参照してください: Fireware OS をダウングレードする

Fireware Web UI の アップグレード 機能を使用して Firebox にインストール済みの Fireware OS のバージョンをダウングレードして、バックアップ イメージを復元しない場合、ダウングレード プロセスにより構成が工場出荷時の既定設定にリセットされます。このダウングレード プロセスでは、Firebox のパスフレーズは変更されず、Firebox に保存されているバックアップ イメージ、機能キー、または証明書も削除されません。

ダウングレードする前に、Policy Manager を使用して、Firebox 構成をファイルに保存してください。WatchGuard System Manager v12.1 以降では、Policy Manager を使用して、特定の Fireware のバージョンに構成ファイルを保存できます。特定の Fireware のバージョンに構成ファイルを保存する方法の詳細については、次を参照してください: 構成ファイルを保存する

ステップ 1 — 以前のバージョンの Fireware OS をインストールします

Fireware OS の以前のバージョンを取得していない場合は、以前のバージョンを管理コンピュータにインストールします。

  1. 以前のバージョンの Fireware OS のインストーラ ファイルを、WatchGuard web サイト https://www.watchguard.com の WatchGuard Portal からダウンロードします。
  2. Fireware OS ファイルを管理コンピュータにインストールします。
    既定では、ファイルは C:\Program Files (x86)\Common Files\WatchGuard\resources\FirewareXTM\<OS-version> というフォルダにインストールされます。

ステップ 2 — Fireware Web UI のアップグレード機能を使用してダウングレードします

  1. システム > OS をアップグレード の順に選択します。

    OS のアップグレード ページが表示されます。
  2. 参照 をクリックして、インストールしたフォルダからダウングレードする Fireware OS ファイルを選択します。

    ファイルの名前が OS のアップグレード ページに表示されます。ファイル名は .sysa_dl で終わります。
  3. アップグレード をクリックします。
    Fireware 12.2.1 以降では、保存済みのバックアップ イメージから構成を復元するか、または Firebox をリセットできることがメッセージにより通知されます。Fireware 12.2 以前にダウングレードする場合、保存済みのバックアップ イメージを復元することはできません。
  4. はい をクリックします。
    ダウングレードする Fireware OS バージョンのバックアップ イメージが Firebox または Firebox に接続された USB ドライブに保存されている場合、イメージ リスト ダイアログ ボックスが表示されます。Fireware OS を含むバックアップ イメージはリストされません。

イメージ リスト ダイアログ ボックスのスクリーンショット

  1. バックアップ イメージを復元するには、リストでバックアップ イメージを選択し、はい をクリックします。バックアップ イメージを復元しない場合は、いいえ をクリックします。
  2. USB ドライブに保存されているバックアップ イメージを選択した場合は、ファイルの暗号化に使用された パスワード を入力します。保存 をクリックします。
    バックアップ イメージのアップロードが完了すると、確認メッセージが表示されます。
  3. はい をクリックしてダウングレードを完了し、再起動します。
    Firebox が再起動します。

バックアップ イメージを復元しなかった場合、ダウングレード後、ネットワークとセキュリティの設定が出荷時の既定設定にリセットされますが、管理者とステータス管理アカウントのパスフレーズはリセットされません。デバイスを管理するには、デフォルト IP アドレス 10.0.1.1 の Eth1 のデバイスに接続する必要があります。出荷時の規定設定についての詳細は、次を参照してください: 工場出荷時の既定の設定について