SIP-ALG:全般設定

SIP-ALG アクション全般設定の構成で、SIP-ALG(アプリケーション層ゲートウェイ)のセキュリティとパフォーマンス オプションを設定することができます。

設定

Screen shot of the Edit Proxy Action page for the SIP-Client, General settings category

Fireware Web UI における SIP-ALG アクションの全般設定の構成

Screen shot of the SIP-ALG Action Configuration dialog box, General settings page
Policy Manager における SIP-ALG アクションの全般設定の構成

ヘッダーの標準化を有効にする

不正な形式または極端に長い SIP ヘッダーを拒否するには、このチェックボックスを選択します。多くの場合、こうしたヘッダーは Firebox への攻撃を示す兆候ですが、VoIP ソリューションを正しく動作させるために、このオプションを無効化することができます。

トポロジ隠蔽を有効にする

この機能は SIP と SDP (Session Description Protocol) ヘッダを書き換えて、IP アドレスなどの、プライベート ネットワーク情報を削除します。トポロジ隠蔽を実行する既存の VoIP ゲートウェイ デバイスがない場合、このオプションを選択することをお勧めします。

ディレクトリ ハーベスティング保護を有効にする

Firebox により保護されている VoIP ゲートキーパーからユーザーの情報を攻撃者に盗まれないようにするためには、このチェックボックスを選択します。このオプションは既定で有効になっています。

呼び出しごとに許可されるセッションの最大数を設定する

1 つの VoIP 呼び出しで作成できるオーディオ セッションまたはビデオ セッションの最大数を制限するには、このテキスト ボックスに値を入力または選択します。

たとえば、セッションの最大数を 1 に設定して、オーディオ/ビデオの両方で VoIP 呼び出しに加える場合、2 番目の接続がドロップされます。既定値は 2 つのセッションであり、最大値は 4 つのセッションです。Firebox はこの数を超えるメディア セッションを拒否した場合にログ メッセージを送信します。

ユーザー エージェント情報

指定したクライアントとして、送信 SIP トラフィックを識別するには、ユーザー エージェントに名前を付けて書き換え テキスト ボックスに新しいユーザー エージェント文字列を入力します。

誤ユーザー エージェントを削除するには、テキスト ボックスをクリアします。

アイドル状態のメディア チャネル

VoIP 音声、ビデオ、またはデータ チャネルで、指定された時間データが送信されない場合は、Firebox はそのネットワーク接続を閉じます。既定値は 180 秒 (3 分) で、最大値は 600 秒 (10 分) です。

別の時間間隔を指定するには、アイドル状態のメディア チャンネル テキスト ボックスに、時間を秒で入力または選択します。

登録の有効期限切れまでの時間

VoIP 電話と PBX システムがその登録を更新するために使用する SIP 登録値を、SIP-ALG が書き換えるまでに経過する時間間隔を指定します。既定値は 180 秒 (3 分) で、最大値は 600 秒 (10 分) です。

別の時間間隔を指定するには、登録の有効期限切れまでの時間 テキスト ボックスに、時間を秒で入力または選択します。

レポートのログ記録を有効化する

SIP ALG で管理された各接続要求について、ログ メッセージを送信する場合は、このチェックボックスをオンにします。SIP トラフィックの正確なレポートを作成するには、このチェックボックスを選択する必要があります。

このプロキシ アクションを使用するプロキシ ポリシーの診断ログ レベルをオーバーライドする

このプロキシ アクションを使用するすべてのプロキシ ポリシーの診断ログ レベルを指定するには、このチェックボックスを選択します。そして、このプロキシ アクションの診断ログ レベル ドロップダウン リストから、ログ レベルを選択します。

  • エラー
  • 警告
  • 情報
  • デバッグ

ここで選択するログ レベルによって、このプロキシ ポリシーの種類のすべてのログ メッセージに構成されている診断ログ レベルがオーバーライドされます。

診断ログ レベルの詳細については、次を参照してください: 診断ログ レベルを設定する

関連情報:

SIP ALG について

SIP-ALG:アクセス制御

SIP-ALG:拒否されたコーデック