SMTP プロキシ:ESMTP 設定

ESMTP 設定 ページで、ESMTP コンテンツをフィルタリングする設定を構成することができます。SMTP は広く一般に受け入れられ、使用されていますが、一部のインターネット コミュニティでは SMTP を機能的にさらに拡張する必要があると認識されています。ESMTP は SMTP を機能的に拡張し、拡張機能をサポートするサーバーやクライアントにそれが識別されるための手段を提供します。

ESMTP は TLS 暗号化に必須です。SMTP プロキシ アクションで ESMTP を無効にすると、プロキシ アクションで TLS 暗号化が自動的に無効になります。

ESMTP 設定を構成するには、以下の手順を実行します。

  1. SMTP プロキシ アクション構成で、ESMTP 設定 を選択します。

Screen shot of the ESMTP settings
Fireware Web UI における SMTP プロキシ アクションの ESMTP 構成

Screen shot of the SMTP Proxy Action Configuration dialog box, ESMTP Settings page
Policy Manager における SMTP プロキシ アクションの ESMTP 構成

  1. 次のオプションを構成します。

ESMTP を有効にします

すべてのフィールドを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオフにすると、このページの他のすべてのチェックボックスが無効になります。オプションが無効であると、各オプションの設定が保存されます。このオプションをもう一度有効した場合、すべての設定が復元されます。

BDAT/CHUNKING を許可

BDAT/CHUNKING を許可する場合は、このチェックボックスをオンにします。これにより、大きなメッセージが SMTP 接続経由でより簡単に送信できます。

ETRN を許可 (リモート メッセージ キューの開始)

これは SMTP の拡張で、SMTP クライアントとサーバーが、指定されたホストのメッセージ キューの交換を開始するために対話できるようにします。

8 ビット MIME を許可

このチェックボックスを選択して 8 ビット データのメッセージの送信を許可します。このオプションが無効になっていると、 8 ビット MIME でエンコードされたメッセージはSMTP プロキシによって拒否されます。電子メールサーバーが 8 ビット データのトランスミッションの性能がある場合にのみ、このオプションを有効化してください。

バイナリ MIME を許可

送信者および受信者がバイナリ MIME 拡張に対応している場合、オンにするとこの拡張を許可します。バイナリ MIME は、SMTP で MIME メッセージ形式を使用してバイナリ オブジェクトを送信し、バイナリ オブジェクトの base64 および quoted-printable 暗号化によるオーバーヘッドを回避します。セキュリティ上のリスクがあるので、このオプションをオンにすることはお勧めしません。

拒否された ESMTP オプションを記録します

SMTP プロキシによって隔離された不明の ESMTP オプションのログ メッセージを作成するには、このチェックボックスを選択します。

このオプションを無効にするには、このチェックボックスをオフにします。

  1. このプロキシの他のカテゴリの設定を変更する場合は、そのカテゴリのトピックを参照してください。
  2. 構成を保存します。

定義済みのプロキシ アクションを変更した場合は、 変更を保存するときに新しいアクションに設定のクローン(コピー)するようにプロンプトが表示されます。

事前に定義されたプロキシ アクションについては、次を参照してください プロキシ アクションについて

関連情報:

SMTP プロキシについて