spamBlocker のデータ保持と保護
spamBlocker では、電子メール メッセージのヘッダーと本文が確認され、スパムが識別されてブロックされます。Fireware v12.5.4 以降では、spamBlocker エンジンによってスコアリングされたすべての電子メールは、TLS 接続を介して、追加のスキャンとスコアリングを提供するサードパーティのクラウドベースのサービスに送信されます。
SMTP および POP3 プロキシの場合は、スコアリングのために Firebox からメッセージ本文の最初の 100 キロバイトが送信されます。IMAP プロキシの場合は、Firebox からすべてのメッセージが送信されます。添付ファイルはメッセージ本文の一部となります。
WatchGuard は、クラウドベース サービスの所有者とデータ処理補足契約書 (DPA) を締結しており、これにより、適切な技術的・組織的対策が実装されることで、分析のために送信されたデータの保護が保証されます。このクラウドベース サービスでは、受信した電子メールが自動的に削除されますが、送信後最大 30 日間は電子メールが保持され、エンジンによるその後の分析に使用される場合があります。
GDPR 準拠
既定では、Firebox から最も近いサーバー データセンターに spamBlocker 要求が送信されます。EU における GDPR 準拠については、spamBlocker で使用される DNS は常に欧州のデータセンターにリンクされます。WatchGuard の公式 GDPR 声明については、https://www.watchguard.com/wgrd-about/gdpr-statement を参照してください。
別のデータセンターの場所を選択することができます。
- Any — 最も近い IP アドレスで解決される FQDN が使用されます。
- 北米/アメリカ — 米国西部のデータセンターで解決される FQDN が使用されます。
- EU/欧州 — アイルランドのデータセンターで解決される FQDN が使用されます。
- アジア太平洋地域/アジア — 東京のデータセンターで解決される FQDN が使用されます。
サーバーの場所を設定する方法の詳細については、グローバル spamBlocker 設定を構成する を参照してください。
関連情報:
spamBlocker データ保持に関する FAQ (ナレッジ ベースの記事)