WatchGuard サーバーを設定および管理する
WatchGuard System Manager ソフトウェアをインストールする場合、1 つまたは複数の WatchGuard System Manager サーバーをインストールできます。また、インストール プログラムを実行して、WatchGuard System Manager を使用せずに、1 つまたは複数のサーバーのみインストールするように選択できます。サーバーをインストールすると、WatchGuard Server Center のプログラムが自動的にインストールされます。WatchGuard Server Center は、すべての WatchGuard System Manager サーバーを設定および構成するために使用される単体アプリケーションです。WatchGuard Server Center を使って、Management Server のバックアップと復元を行うこともできます。
5 つの WatchGuard System Manager のサーバーは次の通りです:
- Management Server
- Log Server
- Report Server
- Quarantine Server
- WebBlocker Server
WatchGuard サーバーを設定するには、以下の手順に従います: WatchGuard サーバーを設定する。
WatchGuard System Manager のインストール方法については、次を参照してください: WatchGuard System Manager ソフトウェアをインストールする。
Management Server のバックアップおよび復元方法については、次を参照してください: Management Server Configuration をバックアップまたは復元する。
各サーバには、特定の機能があります。
Management Server
Management Server は Windows コンピュータ上で動作します。このサーバーでは、簡単なドラッグ アンド ドロップ操作によって、すべてのファイアウォール デバイスの管理と、仮想プライベート ネットワーク (VPN) トンネルの作成を行うことができます。Management Server の基本的な機能は以下のとおりです。
- インターネット プロトコル セキュリティ(IPSec) トンネル用の証明書を配布するための認証機関
- VPNトンネル構成の管理
- 複数の Firebox の管理
Management Server の詳細については、次を参照してください: WatchGuard Management Server をインストールおよび設定する。
Log Server
Log Server は各 Firebox からログ メッセージを収集し、PostgreSQL データベースに保管します。ログ メッセージは、Log Server に送信されると、暗号化されます。ログ メッセージの形式は XML (プレーン テキスト) です。Log Server に収集されるログ メッセージの種類として、トラフィック ログ メッセージ、イベント ログ メッセージ、アラームおよび診断メッセージがあります。FSM Traffic Monitor がインストールされている Firebox および Log and Report Manager でログ メッセージを確認することができます。
Log Server の詳細については、次を参照してください:
Fireware Web UI でログ メッセージを確認する方法については、次を参照してください: Traffic Monitor。
Firebox System Manager でログ メッセージを確認する方法については、次を参照してください: デバイス ログ メッセージ (Traffic Monitor)。
WatchGuard WebCenter でログ メッセージを確認する方法の詳細については、次を参照してください: WebCenter でログ メッセージとレポートを参照する。
Report Server
Report Server は、Log Server によって Firebox から収集されたデータを定期的に統合し、PostgreSQL データベースに格納します。その後、Report Server は、指定したレポートを生成します。Report Server にデータがある場合、Log and Report Manager を使用してそのデータを確認できます。
レポートおよび Report Server の詳細については、次を参照してください:Report Server について。
レポートを表示および生成する方法の詳細については、次を参照してください: WebCenter でログ メッセージとレポートを参照する。
Quarantine Server
Quarantine Server は、spamBlocker によってスパム メールの疑いがあると判定された電子メール メッセージを収集し、隔離します。
Quarantine Server の詳細については、次を参照してください:Quarantine Server について。
WebBlocker Server
WebBlocker Server は、HTTP プロキシと連携して動作し、Web サイトの指定されたカテゴリへのユーザー アクセスを拒否します。Firebox を構成する際、許可またはブロックする Web サイト カテゴリを設定します。
ローカルにインストールされた WebBlocker Server は、Fireware OS 12.1.x 以前がインストールされた Firebox のみをサポートします。詳細については、Fireware 12.1 ヘルプを参照してください。