WatchGuard Cloud への Firebox の接続を回復する
クラウド管理の Firebox の場合、Fireware Web UI に接続して WatchGuard Cloud への Firebox 接続のステータスを表示することができます。クラウド管理の Firebox が接続できない場合、WatchGuard Cloud への接続も回復することができます。
クラウド管理の Firebox で Fireware Web UI にログインするには、以下の手順を実行します。
- クラウド管理の Firebox に接続されているネットワーク上のコンピュータで、Web ブラウザを開きます。
- Web ブラウザを開いて、https://<firebox IP アドレス>>:8080 に移動します。
Fireware Web UI のログイン ページが開きます。 - ユーザー名 admin と、WatchGuard Cloud でこのデバイスに対して設定した admin ユーザー アカウントのパスワードでログインします。
情報ページには、以下のように、接続に問題が生じたタイミングやその理由など、WatchGuard Cloud への Firebox の接続状況が表示されます。
- 外部インターフェイスが接続されていない
- 外部のネットワーク アドレスが構成されていない
- 既定のゲートウェイが構成されていない
- 既定のゲートウェイへの ARP ができない
- DNS サーバーが構成されていない
- cloud.watchguard.com の IP アドレスを解決できない
- cloud.watchguard.com に接続できない
Firebox が WatchGuard Cloud に接続されていない場合は、接続を回復することができます。
DHCP リースを更新する
Firebox の外部インターフェイスが DHCP を使用して IP アドレスを取得している場合、DHCP リースを更新することができます。
DHCP リースを更新するには、以下の手順を実行します。
情報 ページで DHCP を更新 をクリックします。
Firebox から DHCP サーバーに、リースを更新する要求が送信されます。
接続を回復する
Firebox が WatchGuard Cloud に接続されていない場合は、Fireware Web UI から接続を回復することができます。
外部のネットワーク情報が変更された場合は、接続を回復する前に、WatchGuard Cloud のネットワーク設定を再構成するようにしてください。再接続が成功すると、WatchGuard Cloud から最新の構成ファイルが Firebox にダウンロードされ、Firebox に適用されます。
接続を回復するには、以下の手順を実行します。
- Fireware Web UI で 情報 をクリックします。
情報ページには、WatchGuard Cloud 接続状況が表示されます。
- 接続を回復するために一時的なネットワーク設定を構成するには、接続 をクリックします。
WatchGuard Cloud 接続を回復する設定ページが開きます。
- Firebox を接続させるために、一時的なネットワーク設定を構成します。
インターフェイス
この Firebox をインターネット アクセスのあるネットワークに接続するためのインターフェイスを選択します。任意のインターフェイスを選択できます。
接続の種類
接続の種類は、IP アドレスを選択したインターフェイスに接続する方法を指定します。
接続の種類を選択し、必要な設定を構成します。
- DHCP — 以下のように、DHCP の接続設定を構成します。
- IP アドレスを Firebox に割り当てるためにローカル DHCP サーバーを有効にするには、IP アドレスの自動取得 を選択します。
- IP アドレスを手動で割り当てるには、この IP アドレスを使用する を選択して、使用する IP アドレスを入力します。
- ISP または外部 DHCP サーバーから MAC アドレスのようなクライアントの識別子を要求された場合は、識別子を クライアント テキスト ボックスに入力します。識別のためにホスト名を指定する場合は、[ホスト名] テキスト ボックスに入力します。
- PPPoE — 以下のように PPPoE 接続と認証設定を構成します。
- IP アドレスを Firebox に割り当てるために ISP を有効にするには、IP アドレスの自動取得 を選択します。
- IP アドレスを手動で割り当てるには、この IP アドレスを使用する を選択して、使用する IP アドレスを入力します。
- PPPoE 認証に使用する ユーザー名 および パスワード を指定します。多くの場合、PPPoE のユーザー名には電子メール アドレスの形式 ([email protected]) が使用されています。
- 静的 — 以下のように静的な接続設定を構成します。
- IP アドレス テキスト ボックスに、IP アドレスとサブネット マスクをスラッシュ表記で入力します。スラッシュ表記の詳細については、次を参照してください: スラッシュ表記法について。
- Gateway テキスト ボックスに、インターネット ルータまたは ISP のゲートウェイ デバイスの IP アドレスを入力します。
DNS サーバー
DNS サーバー リストに、Firebox から接続できるドメイン名システム (DNS) サーバーの IP アドレスを追加します。
NIC 設定
ネットワークに必要な場合は、ネットワーク インターフェイスの リンク スピード と MTU を変更します (一般的には必要ありません)。
- 一時的な設定を使用して接続を再試行するには、保存 をクリックします。
Firebox は、WatchGuard Cloud への接続を再試行します。
再接続に成功すると、WatchGuard Cloud から最新の構成ファイルが Firebox にダウンロードされ、Firebox に適用されます。WatchGuard Cloud でこの Firebox に対して設定されているネットワーク設定は、接続の回復に使用した一時的なネットワーク設定に置き換わります。
新しい構成ファイルが Firebox にダウンロードされた後に Firebox から WatchGuard Cloud への接続が失われた場合は、WatchGuard Cloud にログインして、Firebox の構成で外部ネットワークが正しく設定されていることを確認してください。
Fireware Web UI の詳細については、次を参照してください:クラウド管理の Firebox における Fireware Web UI について。
クラウド管理の Firebox を工場出荷時の既定設定で再接続する
WatchGuard Cloud への接続を回復するために、クラウド管理の Firebox を工場出荷時の既定設定にリセットすることはお勧めしません。
クラウド管理の Firebox を工場出荷時の既定設定にリセットした場合は、クラウドに再接続する前に WatchGuard Cloud から削除する必要があります。詳細については、WatchGuard Cloud から Firebox を削除する を参照してください 。
デバイスをクラウドに接続し、構成のダウンロードが完了した後に、以前の配備に戻すことができます。詳細については、以前の Firebox の配備を復元する を参照してください 。