クラウド管理の Firebox で Mobile VPN を構成する
Mobile VPN を有効にする前に、Firebox の認証設定を構成し、Mobile VPN で認証したいユーザーとグループを追加する必要があります。Mobile VPN は、ローカルの Firebox 認証データベース (Firebox-DB) または RADIUS 認証ドメインによる認証をサポートしています。詳細については、Mobile VPN の認証方法 を参照してください 。
Mobile VPN の設定を構成する
Mobile VPN の設定を構成するには、WatchGuard Cloud から以下の手順を実行します。
- 構成 > デバイス の順に選択します。
- クラウド管理の Firebox を選択します。
- デバイス構成 をクリックします。
- VPN セクションで、Mobile VPN タイルをクリックします。
Mobile VPN with IKEv2 構成 ページが開きます。
- 名前 テキスト ボックスに、VPN の接続名を入力します。
この名前は、クライアントの VPN 接続名として表示されます。 - 次のセクションの説明に従って、他の設定を構成します。
- 構成変更をクラウドに保存するには、保存 をクリックします。
Firebox アドレスを追加する
Firebox アドレス の設定で、Mobile VPN クライアントから Firebox への接続に IP アドレスまたはドメイン名を追加します。
Firebox アドレスを構成するには、WatchGuard Cloud で以下の手順を実行します。
- Firebox の Mobile VPN 設定を開きます。
- Firebox アドレスのセクションで、ドメイン名または IP アドレスを追加する をクリックします。
ドメイン名または IP アドレスを追加するダイアログ ボックスが開きます。
- 種類 ドロップダウン リストから、IP アドレスの種類を選択します。
- ホスト IPv4 — VPN クライアントから Firebox への接続の IP アドレスを指定します。
- FQDN — VPN クライアントから Firebox への接続の完全修飾ドメイン名を指定します。
- ホスト IPv4 アドレスまたはドメイン名を入力します。
Firebox が NAT デバイスの背後にある場合、NAT デバイスのパブリック IP アドレスまたはドメイン名を指定します。
- 追加 をクリックします。
認証ドメインを追加する
既定では、Mobile VPN はユーザー認証に Firebox のデータベースを使用します。また、RADIUS サーバーを使って認証を行うこともできます。
認証ドメインを使用するように Mobile VPN を構成するには、WatchGuard Cloud に認証ドメインを追加し、グループとユーザーを追加し、Firebox に認証ドメインを追加する必要があります。詳細については、Mobile VPN の認証方法 を参照してください 。
認証ドメインを追加するには、以下の手順を実行します。
- Firebox の Mobile VPN 設定を開きます。
- 認証ドメインを追加する をクリックします。
認証ドメインを追加する ページが開きます。
- Mobile VPN ユーザー認証で使用する認証ドメインを選択します。
選択した認証ドメインが認証ドメイン リストの下部に追加されます。
- リスト内の最初のサーバーが既定の認証サーバーです。サーバーの順序を変更するには、認証サーバーの移動ハンドルをクリックして、リスト内で上下にドラッグします。
- 閉じる をクリックします。
ユーザーおよびグループを追加する
認証ドメインを指定した後、モバイル VPN クライアントを使用して Firebox で保護されているネットワーク リソースに接続することができるユーザーとグループを選択します。
ユーザーとグループを追加する際は、前の手順で追加した認証サーバー上のユーザーまたはグループのリストから選択します。選択したユーザーとグループは IKEv2-Users グループに自動的に追加されます。
ユーザーとグループを Mobile VPN の構成に追加するには、以下の手順を実行します。
- Firebox の Mobile VPN 設定を開きます。
- Mobile VPN の構成にグループを追加するには、
- グループの追加 をクリックします。
- 追加する各グループのチェックボックスを選択します。
- 閉じる をクリックします。
選択したグループは、グループ リストに追加されます。
- Mobile VPN の構成にユーザーを追加するには、
- ユーザーの追加 をクリックします。
- Mobile VPN with IKEv2 に追加する各ユーザーのチェックボックスを選択します。
- 閉じる をクリックします。
選択したユーザーがユーザー リストに追加されます。
- モバイル VPN の構成からユーザーまたはグループを削除するには、削除するユーザーまたはグループの行にある をクリックします。
仮想 IP アドレス プールを編集する
仮想 IP アドレス プールとは、Firebox が Mobile VPN ユーザーに割り当てるプライベート IP アドレスのグループです。既定値は、192.168.114.0/24 です。プールに他のアドレスを追加して、既定のアドレスを削除することができます。
仮想 IP アドレス プールのネットワーク IP アドレスが、Firebox のネットワークに割り当てられている IP アドレスと競合しないようにしてください。
仮想 IP アドレス プールを更新するには、以下の手順を実行します。
- Firebox の Mobile VPN 設定を開きます。
- プールに IP アドレスを追加するには、以下の手順を実行します。
- 仮想 IP アドレス プールを追加する をクリックします。
仮想 IP アドレス プールを追加する ダイアログ ボックスが開きます。
- IP アドレスとネットマスクを入力します。
- 追加 をクリックします。
- 仮想 IP アドレス プールを追加する をクリックします。
- プールから IP アドレスを削除するには、 をクリックします。
内部 DNS サーバーを使用する
Mobile VPN with IKEv2 クライアントでは、クライアントで指定された DNS サーバーが既定で使用されます。Firebox に内部 DNS サーバーを構成している場合は、モバイル VPN の DNS 解決にそのサーバーを使用することができます。
この設定は、Firebox の構成に内部 DNS サーバーが含まれている場合にのみ表示されます。Firebox の構成に内部 DNS サーバーを追加する方法については、次を参照してください:Firebox DNS 設定を構成する。
内部 DNS サーバーを使用するようにモバイル VPN 接続を構成するには、以下の手順を実行します。
- 内部 DNS を使用する チェックボックスを選択します。
- 内部 DNS サーバー ドロップダウン リストから、内部 DNS サーバーの IP アドレスを選択します。
次のステップ
Mobile VPN の構成が終わったら、ダウンロード タブをクリックして、VPN クライアントの接続を構成するための情報やファイルが入った Mobile VPN クライアント プロファイルをダウンロードします。詳細については、Mobile VPN クライアントを構成する を参照してください 。