Firebox VLAN を構成する
クラウド管理の Firebox の場合は、VLAN (仮想ローカル エリア ネットワーク) として任意のネットワークを構成することができます。VLAN を構成するには、既存の外部ネットワーク、内部ネットワーク、またはゲスト ネットワークの VLAN オプションを有効化する必要があります。
ネットワークの追加方法および他のネットワーク設定の構成方法については、以下の項目を参照してください。
VLAN を有効化する
ネットワーク設定で、VLAN オプションを有効化して VLAN ID を指定することができます。ネットワークに関連付けられている各インターフェイスについて、インターフェイスの VLAN トラフィックのタグ付けの有無を指定することもできます。
- 内部ネットワークまたはゲスト ネットワークの場合は、VLAN トラフィックにタグ付けすることも、タグなしにすることもできます。
- 外部ネットワークの場合は、関連付けられたインターフェイスすべてで VLAN トラフィックにタグ付けする必要があります。
ネットワークを VLAN として構成するには、WatchGuard Cloud で以下の手順を実行します。
- 構成 > デバイス の順に選択します。
- クラウド管理の Firebox を選択します。
- デバイス構成 をクリックします。
- ネットワーク タイルをクリックします。
ネットワーク構成ページが開きます。 - 編集するネットワークのタイルをクリックします。
ネットワーク構成ページが開きます。
- VLAN を有効化する チェックボックスを選択します。
確認メッセージが表示されます。
- 変更を確認するには、VLAN を有効化する をクリックします。
ネットワークに関連付けられているすべてのインターフェイスが、タグなし VLAN インターフェイスに変更されます。 - VLAN ID テキスト ボックスに、このネットワークの VLAN ID を入力します。
- 外部ネットワークの場合は、次のセクションの説明通りに、各インターフェイスを編集して、タグ付き VLAN に設定を変更します。
- 構成変更をクラウドに保存するには、保存 をクリックします。
VLAN のインターフェイス設定を構成する
ネットワーク設定で VLAN を有効化すると、既定で、ネットワークに関連付けられているインターフェイスでタグ付け VLAN トラフィックが処理されるようになります。それぞれのインターフェイスでタグ付きまたはタグなし VLAN トラフィックが処理されるように構成するには、ネットワーク構成で、各インターフェイスの設定を選択します。
外部ネットワークの場合は、関連付けられているすべてのインターフェイスでタグ付き VLAN トラフィックが処理されるように構成する必要があります。
ファイアウォール ポリシーは、外部 VLAN インターフェイスの VLAN 内トラフィックに適用されます。ファイアウォール ポリシーは、内部 VLAN インターフェイスの VLAN 内トラフィックには適用されません。WatchGuard Cloud で VLAN 内トラフィック設定を構成することはできません。
インターフェイスの VLAN 設定を構成するには、WatchGuard Cloud で以下の手順を実行します。
- VLAN ネットワークを編集します。
- インターフェイスに関連付けられている VLAN を表示するには、インターフェイスのタイルで、ネットワークを表示する をポイントします。
- インターフェイス設定を変更するには、インターフェイス オプション () メニューで以下を選択します。
- タグなし VLAN — インターフェイスでタグなし VLAN トラフィックが処理される。
- タグ付き VLAN — インターフェイスでタグ付き VLAN トラフィックが処理される。
- トラフィックなし — インターフェイスがこのネットワークに関連付けられない。
オプション メニューには、選択できるオプションのみが表示され、現時点で構成されている オプション は含まれません。
- 構成変更をクラウドに保存するには、保存 をクリックします。
同じインターフェイスに複数の VLAN を構成する
各インターフェイスで複数の VLAN のトラフィックが処理されるように設定することができます。1 つのインターフェイスに VLAN トラフィックが送信されるようにネットワークを構成したら、VLAN トラフィックが同じインターフェイスに送信されるように他のネットワークを構成することもできます。各インターフェイスにタグなし VLAN トラフィックを送信できるネットワークは 1 つのみです。
1 つのインターフェイスで複数の VLAN トラフィックが処理されるように構成するには、以下の手順を実行します。
- 各ネットワークで VLAN オプションを有効化して、一意の VLAN ID を割り当てます。
- 各ネットワークで、タグ付きまたはタグなし VLAN トラフィックが処理されるようにインターフェイスを構成します。
タグなし VLAN トラフィックがインターフェイスに送信されるように VLAN を構成すると、他の VLAN のそのインターフェイスには タグなし VLAN オプションを使用できなくなります。
1 つのインターフェイスで複数のネットワークのタグ付き VLAN トラフィックが処理されるように構成すると、ネットワークを表示する に、そのインターフェイスの各 VLAN のタグ付き VLAN トラフィックのネットワークと VLAN ID が表示されます。
1 つのインターフェイスでタグ付きとタグなしの両方の VLAN トラフィックが処理されるように構成すると、ネットワークを表示する に、タグ付き VLAN トラフィックのネットワークと VLAN ID およびタグなし VLAN トラフィックのネットワーク名が表示されます。