ポリシー オブジェクトについて
ポリシー オブジェクトとは、ネットワーク ロケーションなど、個別に構成可能なポリシーの構成要素です。ポリシー オブジェクトを構成してから、認証ポリシーに追加します。
以下の種類のポリシー オブジェクトを構成することができます。
ネットワーク ロケーション (旧称: 安全な場所)
ネットワーク ロケーションのポリシー オブジェクトを使用すると、IP アドレスのリストを指定することができます。これにより、指定したネットワーク ロケーションの IP アドレスから認証を受けた場合にのみ適用される、認証ポリシーを構成することができます。
タイム スケジュール
タイム スケジュール ポリシー オブジェクトを使用すると、認証ポリシーをユーザー認証に適用する日時を指定することができます。認証ポリシーにタイムス ケジュールを追加すると、指定したタイム スケジュールの間にユーザーが認証を行った場合にのみ、ポリシーが適用されます。
認証ポリシーにポリシー オブジェクトを追加すると、そのポリシーは、認証とポリシー オブジェクトの条件に合致するユーザー認証にのみ適用されます。たとえば、ポリシーに特定のネットワーク ロケーションを追加すると、そのポリシーは、そのネットワーク ロケーションから行われるユーザー認証にのみ適用されます。
ポリシー オブジェクトが含まれていない、同じグループやリソースを対象とした 2 つ目のポリシーも作成することをお勧めします。ポリシー オブジェクトを含むポリシーのみを持つユーザーは、ポリシー オブジェクトの条件が認証に適用されない場合、そのリソースへアクセスすることはできません (認証が拒否されたためではなく、適用するポリシーを持っていないため)。
- ネットワーク ロケーションを含むポリシーのみを持つユーザーが、そのネットワーク ロケーションではない場所で認証されると、そのリソースへアクセスすることはできません。
- タイム スケジュールを含むポリシーのみを持つユーザーが、そのタイム スケジュールの時間外に認証されると、アクセスすることはできません。
2 つのポリシー (ポリシー オブジェクトを含むポリシーと含まないポリシー) がある場合、ポリシー オブジェクトを含むポリシーに、より高い優先度を割り当てます。詳細については、次を参照してください:ポリシーの優先付けについて