Firebox でデバイスの概要ページを表示する
適用される製品:クラウド管理の Firebox に適用されます。ローカル管理の Firebox
デバイスの概要 ページでは、現時点で選択されている期間におけるすべてのデバイスのステータスの概要、および各デバイスの詳細なステータスを確認することができます。
Firebox でデバイスの概要ページを開くには、以下の手順を実行します。
- WatchGuard Cloud にログインする。
- 監視 > デバイス の順に選択します。
- Subscriber アカウントで、アカウントに含まれるすべてのデバイスのステータスの概要を確認するには、デバイス マネージャーで、最上位のフォルダを選択します。
- Service Provider アカウントで、管理対象アカウントに含まれるすべてのデバイスのステータスの概要を確認するには、アカウント マネージャーで、Subscriber アカウントを選択します。
選択されたアカウント内のすべてのデバイスの概要統計が表示されます。 - フォルダ内のすべてのデバイスのステータスの概要を確認するには、フォルダ名を選択します。
選択されたフォルダ内のすべてのデバイスの概要統計が表示されます。 - 個々のデバイスのステータスを表示するには、デバイス名を選択します。デバイスの横にあるアイコンで、デバイスのステータスを確認することもできます。
デバイスの概要ページには、選択されているデバイスのステータスが表示されます。
デバイスのエグゼクティブ概要レポートを生成するには、右上隅にある PDF アイコンをクリックします。レポートの詳細については、エグゼクティブ概要 (WatchGuard Cloud) を参照してください。
接続、デバイス、およびライセンスの詳細
個々のデバイスを選択すると、ページの上部にあるセクションに、デバイスの接続ステータス、デバイス情報、およびライセンスの詳細が表示されます。FireCluster の場合、このセクションには両方の Firebox クラスタ メンバーに関する情報が表示されます。
デバイスの概要ページのこのセクションには、これらの画像に含まれていない稼働時間の値も表示されます。
デバイス ステータスの詳細については、デバイスまたはフォルダを選択して、ログ、ダッシュボード、レポートを参照してください。詳細については、WatchGuard Cloud デバイス レポートを表示する を参照してください。
接続ステータス
デバイスの画像の下に接続ステータスが表示されます。接続ステータスには、デバイスと WatchGuard Cloud アカウントの接続の有無が示されます。これは以下の値のいずれかとなります。
未接続 — デバイスは WatchGuard Cloud に一度も接続されたことがありません。
接続済み — このデバイスは WatchGuard Cloud に接続されています。
未接続 — このデバイスは WatchGuard Cloud に接続されていません。
非アクティブ — このデバイスは非アクティブです。詳細については、非アクティブなデバイスとデータ保持 を参照してください。
ステータスが 非接続 または 未接続 になっている場合は、デバイスで WatchGuard Cloud ステータスを確認してください。詳細については、Firebox の WatchGuard Cloud ステータス を参照してください。
期待されるクラスタ メンバーのステータスは、クラスタの種類によって異なります。
アクティブ/パッシブ FireCluster
クラスタ マスターのみが WatchGuard Cloud に接続されます。クラスタ マスターのステータスは 接続済み となります。バックアップ マスターのステータスは 非接続 または 未接続 となります。
アクティブ/アクティブ FireCluster (ローカル管理の FireCluster のみ)
両方のクラスタ メンバーが WatchGuard Cloud に接続されます。両方のメンバーのステータスは 接続済み となります。どの Firebox のシリアル番号がクラスタ マスタまたはバックアップ マスタに対応しているかを確認するには、Fireware Web UI に接続し、システム ステータス > FireCluster の順に選択します。または、WatchGuard System Manager でクラスタに接続して、クラスタ セクションを展開します。
再起動とアップグレード
Fireware v12.5.2 以降を実行している個別の Firebox の場合は、再起動し、デバイスの概要ページで Firebox をアップグレードすることができます。詳細については、Firebox を再起動する および WatchGuard Cloud でファームウェアをアップグレードする を参照してください。
ローカル管理またはクラウド管理の FireCluster メンバーを再起動するかアップグレードするかを選択することができます。詳細については、クラスタ メンバーを WatchGuard Cloud で再起動する および WatchGuard Cloud で FireCluster をアップグレードする を参照してください。
FireCluster フェールオーバー
ローカル管理またはクラウド管理の FireCluster をフェールオーバーさせることを選択できます。
詳細については、WatchGuard Cloud で FireCluster をフェールオーバーさせる を参照してください。
デバイス情報
デバイス情報のセクションには、デバイスに関する基本情報が含まれています。
- 名前 — 一度も接続されていないデバイスの場合は、WatchGuard Portal に登録されたときにデバイスに割り当てられた名前がその名称となります。デバイスが接続された後は、デバイスに構成された名前がその名称となります。
- モデル — デバイスのモデル。
- バージョン — WatchGuard Cloud に未接続のデバイスの場合、これはデバイス製造時のファームウェアのバージョンとなります。デバイスが接続された後、これがデバイスにインストールされているファームウェアのバージョンとなります。
- シリアル番号 — デバイスのシリアル番号。
- IP アドレス — WatchGuard Cloud からの接続のパブリック IP アドレス。デバイスが未接続の場合、デバイスが WatchGuard Cloud から接続した直近の IP アドレスが表示されます。
- 稼働時間 — デバイスが最後に再起動されてから経た日数です。この情報は、デバイスが WatchGuard Cloud に接続された後にのみ表示されます。この値は、デバイスの概要ページにのみ表示されます。デバイスが未接続の場合は、この数値はデバイスが WatchGuard Cloud に最後に接続されたときの稼働時間を示しています。
FireCluster の場合、デバイス情報のセクションには、両方のクラスタ メンバーのメンバー番号も含まれます。この番号は、Firebox を WatchGuard Cloud に追加した順番を示しています。
- Member1 は、WatchGuard Cloud に最初に追加した Firebox です。
- Member2 は、WatchGuard Cloud に 2 番目に追加した Firebox です。
FireCluster から Firebox を削除すると、そのメンバーは 非アクティブ になります。
クラスタ メンバー リストの下にある 旧デバイス リンクをクリックして、以前のクラスタ メンバーの詳細を表示します。
ライセンスの詳細
ライセンスの詳細セクションには、デバイス セキュリティ登録の種類、およびライセンスとデータ保持期間が表示されます。ライセンスの種類は以下のいずれかとなります。
- Total Security Suite — WatchGuard Cloud は、Total Security Suite 登録の一部としてこのデバイスにライセンスされています。
- レポートの場合は、このライセンスには 30 日間のデータ保持期間に加えて、データ保持ライセンスを購入した場合は Firebox に割り当てられているデータ保持ライセンスに関連付けられた日数が含まれます。
- Log Manager と Log Search の場合は、このライセンスには 365 日間のデータ保持期間が含まれます。高速検索には、10 日間 (Firebox に割り当てられているデータ保持ライセンスに関連付けられた日数を加えた日数) のログ データを使用することができます。
- Basic Security Suite — WatchGuard Cloud は、Basic Security Suite 登録の一部としてこのデバイスにライセンスされています。
- レポートの場合は、このライセンスには 1 日のデータ保持期間に加えて、データ保持ライセンスを購入した場合は Firebox に割り当てられているデータ保持ライセンスに関連付けられた日数が含まれます。
- Log Manager と Log Search の場合は、このライセンスには 90 日間のデータ保持期間が含まれます。データ保持ライセンスを購入しない限り、Basic Security Suite では高速検索を使用することができません。
- Standard Support — WatchGuard Cloud は、Standard Support ライセンスの一部としてこのデバイスにライセンス付与されます。データ保持はありません。
ライセンスとデータ保持ステータス情報には以下が含まれます。
- ステータス — デバイスの機能キーにおける WatchGuard Cloud ライセンスのステータス。ライセンスの有効期限が切れていない場合は、ステータスは 有効 となります。
- 有効期限 — WatchGuard Cloud ライセンスの有効期限が切れる日付。
- ログ データ保持 — Log Manager と Log Search のデータ保持の日数。これには、デバイス ライセンスの日数とデバイスに割り当てられているデータ保持ライセンスから追加された日数が含まれます。詳細については、データ保持ライセンスを管理する を参照してください。
- レポート データ保持 — レポートのデータ保持日数。これには、デバイス ライセンスの日数とデバイスに割り当てられているデータ保持ライセンスから追加された日数が含まれます。詳細については、データ保持ライセンスを管理する を参照してください。
デバイスとサービスの統計
デバイスの概要ページには、デバイスとセキュリティ サービスの概要統計も含まれます。使用可能な統計は、デバイスを選択するかフォルダを選択するか、およびデバイスが接続されているかどうかによって異なります。
選択されているデバイスの CPU とメモリ使用率の概要統計です。グラフには、現在選択されている期間の傾向が表示されます。
デバイスのステータスが 接続済み の場合、グラフには以下の項目が表示されます。
- CPU 使用率 — 使用されている合計 CPU の割合。
- メモリ使用量 — 使用されている Firebox のメモリの割合。
メモリ使用量 グラフにおける高いメモリ使用率は、必ずしもメモリが実際に不足状態になっていることを示すものではありません。メモリ統計の詳細については、Firebox System Manager にある ステータス レポート を参照してください。詳細については、Firebox System Manager ステータス レポートの例 を参照してください。
最上位フォルダが選択されている場合にのみこのタイルが表示されます。これには以下の情報が含まれます。
- 次回のライセンスの有効期限 — 次回にデバイスのライセンスの有効期限が切れる日付。
- アクティブ クラウド デバイス — WatchGuard Cloud ライセンスが割り当てられているデバイス数。
- Total Security — Total Security Suite ライセンスが割り当てられているデバイス数。
- Basic Security — Basic Security Suite ライセンスが割り当てられているデバイス数。
Firebox ライセンスの詳細については、Firebox WatchGuard Cloud ライセンスについて を参照してください。
すべてのデバイスの接続ステータスの概要。以下それぞれのステータスにあるデバイスの総数が表示されます。
未接続 — デバイスは WatchGuard Cloud に一度も接続されたことがありません。
接続済み — このデバイスは WatchGuard Cloud に接続されています。
未接続 — このデバイスは WatchGuard Cloud に接続されていません。
非アクティブ — このデバイスは非アクティブです。詳細については、非アクティブなデバイスとデータ保持 を参照してください。
ファームウェアのアップグレードが可能なデバイスの数。
現在選択されている期間の Botnet Detection サービスの概要統計:
- スキャン — ボットネットがスキャンされた IP アドレスの数。
- ブロック — ブロックされたボットネットの数。
現在選択されている期間の WebBlocker サービスの概要統計:
- 要求合計 — WebBlocker に対して行われた要求の総数。
- ブロック — WebBlocker により拒否された要求の総数。
現在選択されている期間の Intrusion Prevention Service の概要統計:
- スキャン — Intrusion Prevention Service に対して行われた要求の総数。
- 検出済み — 検出された侵入件数。
- 防止済み — 防止された侵入件数。
Service Provider は、すべて表示する をクリックして、アカウント別の侵入防止リストを開くことができます。詳細については、アカウント別の侵入防止リストについて を参照してください。
現在選択されている期間にセキュリティ サービスにより検出されたマルウェアの概要統計:
- 検出済み — マルウェアとして検出されたオブジェクトの総数。
- GAV — Gateway AntiVirus により検出されたマルウェア。
- IntelligentAV — IntelligentAV により検出されたマルウェア。
- APT Blocker — APT Blocker により検出されたマルウェア。
Service Provider は、すべて表示する をクリックして、アカウント別のマルウェア攻撃リストを開くことができます。詳細については、アカウント別のマルウェア攻撃リストについて を参照してください。
選択されているデバイスに現在認証されているユーザーの概要統計:
- すべてのユーザー — Firebox に認証されているユーザーの総数。
- ファイアウォール ユーザー — Firebox に認証されているユーザー数。
- Mobile VPN ユーザー — Mobile VPN クライアントを介して認証されているユーザー数。
現在選択されている期間、最も多くのトラフィック処理に関与したポリシーのリストです。各ポリシーに以下の情報が表示されます。
- ヒット数 — ポリシーにより処理された接続の数。
- バイト — ポリシーにより処理されたトラフィックのバイト数。