WatchGuard System Manager (WSM) を v11.0-11.3.x から v11.4.x にアップグレードすると、デバイス構成テンプレートもアップグレードされ、デバイスはテンプレートに登録されなくなります。その代わり、すべてのデバイス構成テンプレートが自動的に WSM の デバイス構成テンプレート ツリーでバージョンごとに整理されるため、テンプレートを簡単にデバイスに適用することができます。アップグレード後にテンプレートをデバイスに適用する場合、テンプレート ページの デバイス セクションに、テンプレートが最近適用されたデバイスのみが表示されます。
テンプレートを管理する方法の詳細については、次を参照してください：デバイス構成テンプレートを作成する。
各々の完全管理デバイスにどのテンプレートが対応するかを容易に監視し、更新済みテンプレートをデバイスに適用する場合、管理グループ を使用できます。各管理グループは、デバイスのグループを整理するためのフォルダです。各フォルダには多くのデバイスを含めることができます。また、各デバイスを 2 つ以上のフォルダに含めることもできます。これは、2 つ以上のテンプレートを各デバイスに適用する場合、特に便利です。
Management Server を v11.4.x 以上にアップグレードすると、デバイスに適用されているか、またはデバイスが登録されている既存の各デバイス構成テンプレートの 管理グループ ツリーにフォルダが作成されます。新しい管理グループには、以前にその管理グループが作成されたテンプレートと同じ名前が付けられます。テンプレートに関連付けられているデバイスが、新しい管理グループに自動的に追加されます。Firebox X Edge e-Series デバイス v10.x 以下に管理グループは作成されません。
検索 ページから管理グループを作成することもできます。詳細については、管理デバイスを検索する を参照してください。
Firebox にテンプレートを適用する方法の詳細については、次を参照してください：管理対象デバイスをデバイス構成テンプレートに適用する。
管理グループを作成する
アップグレード後に新しいデバイス構成テンプレートを追加し、そのテンプレートの管理グループを使用した場合、手動で新しい管理グループを追加する必要があります。
新しい管理グループを作成するには
- WSM で、Management Server に接続します。.
- デバイス管理 タブを選択します。
- Management Server ツリーで、管理グループ を選択します。
管理グループ ページが表示されます。
- ページの右上隅で、追加 をクリックします。
または、Management Server ツリーで、管理グループ を右クリックし、管理グループを追加する を選択します。
管理グループのプロパティ ダイアログ ボックスが表示されます。
- 名前 テキスト ボックスに、この管理グループの名前を入力します。
関連付けられているテンプレートの名前など、説明的な名前を付けてください。 - (任意) 説明 テキスト ボックスに、このグループの説明を入力します。
- OK をクリックします。
Management Server によって新しい管理グループが作成されます。
管理グループを作成した後に、デバイスをその管理グループに追加できます。
デバイスを管理グループに追加する
作成する管理グループにデバイスを追加するか、または、アップグレード時に自動的に作成されるグループにデバイスを追加することができます。
- デバイス ツリーを展開します。
- デバイスを選択し、管理グループ フォルダまでドラッグします。
デバイスが 管理グループ に追加され、管理グループの名前が デバイス ページの 管理グループ セクションに表示されます。
デバイスを管理グループに追加した後、その管理グループの 管理グループ ページにデバイスが表示されます。管理グループ ページから、グループ内の任意のデバイスの デバイス ページを開くか、または管理グループからデバイスを削除することができます。
管理グループから デバイス ページを開く
管理グループの任意のデバイスの デバイス ページを開くには:
- 管理グループ ツリーを展開します。
- 管理グループ フォルダを選択します。
管理グループ ページが表示されます。
- グループからデバイスを選択します。
- デバイスを右クリックして、アイテムを開く を選択します。
デバイス ページが表示されます。
管理グループからデバイスを削除する
管理グループからいつでもデバイスを削除することができます。
- 管理グループ ツリーを展開します。
- 管理グループ フォルダを選択します。
管理グループ ページが表示されます。 - グループから削除するデバイスを選択します。
- デバイスを右クリックして、グループから削除 を選択します。
確認メッセージが表示されます。 - はい をクリックします。
グループからデバイスが削除されます。
デバイスのグループにテンプレートを適用する
管理グループにデバイスを追加した後に、そのグループ内ですべての完全管理デバイスに一括でテンプレートを適用できます。管理グループにテンプレートを適用する場合、テンプレートと同じバージョンのグループ内のデバイスにのみテンプレートが適用されます。例えば、v11.3.2 および v11.4.1 の XTM デバイスを含むフォルダに v11.4.1 のテンプレートを適用する場合、v11.4.1 のデバイスにのみテンプレートが適用されます。テンプレートをグループに適用するときグループ内に基本管理デバイスがある場合、テンプレートはそれらのデバイスには適用されません。
- 管理グループ ツリーを展開して、管理グループ フォルダを表示します。
- デバイス構成テンプレート ツリーを展開して、管理グループの正しいテンプレートを表示します。
- 管理グループ フォルダにテンプレートをドラッグします。
Apply Template ウィザードが表示されます。 - 次へ をクリックします。
デバイスの確定 ページが表示され、このManagement Server のすべてのデバイスおよび選択した完全管理デバイスのリストが表示されます。このグループに基本管理デバイスがある場合、それらがこのリストに表示されますが、選択することはできません。 - テンプレートを適用しないすべての完全管理デバイスのチェックボックスの選択をクリアします。次へ をクリックします。
日時を選択する ページが表示されます。 - テンプレートに適用するオプションを選択します。
- すぐにテンプレートを適用する。
- 更新を行うタイミングをスケジュール設定する。
- 日付 ドロップダウン リストから、テンプレートに適用する日付を選択します。
- 時間 テキスト ボックス内に、時間を入力または選択して、テンプレートを適用します。
- 次へ をクリックします。
構成更新のスケジュール ページが表示されます。 - 次へ をクリックします。
Management Server がテンプレート適用のスケジュールを作成します。Apply Template Wizard の完了を示すページが表示されます。 - 閉じる をクリックします。
スケジュールされた時間に、選択した完全管理デバイスにテンプレートが適用されます。
デバイスにテンプレートを適用する方法の詳細については、次を参照してください：管理対象デバイスをデバイス構成テンプレートに適用する。
管理グループ内の全デバイスでタスクを実行する
Firebox が 1 つの管理グループ内にある場合、フォルダ内のすべてのデバイスでスケジュール済みのタスクを同時に実行することができます。フォルダ レベルで利用できるタスクには以下のものがあります。
- OS 更新のスケジュールを設定する
- 機能キーの同期をスケジュールする
- 再起動をスケジュール設定する
タスクのスケジュールをフォルダから行うには、以下の手順を実行します。
- 管理グループ ツリーで、フォルダを選択します。
- フォルダを右クリックしてオプションを選択します。
選択したオプションのウィザードが起動します。 - ウィザードを完了します。
各タスクの詳細については、以下を参照してください。