BGP を使用して IPv4 および IPv6 ルーティングを構成する
ISP で BGP に参加するには、パブリック自律システム (AS) 番号を持っている必要があります。プライベート ネットワーク間の内部 BGP では、プライベート AS 番号を使用する必要があります。詳細については、BGP (Border Gateway Protocol) について を参照してください。BGP を構成して、IPv4 と IPv6 ネットワークの両方に対して動的ルートを行うことができます。
FireCluster 用に BGP を有効にする場合、BGP 構成の router-id を、ルータに接続される Firebox インターフェイスの IP アドレスに設定する必要があります。この手順は、ルーティング プロトコルに FireCluster 管理 IP アドレスをルータ ID として使用させないためのものです。FireCluster 管理 IP アドレスおよびクラスタ IP アドレスは、ルータ ID として使用しないでください。ルータ ID を設定するには、bgp router-id <ip-address> コマンドを BGP 構成で使用します。この場合、ip-address はルータに接続される Firebox インターフェイスの IP アドレスです。
Firebox で複数 WAN が有効化されている場合は、動的ルート構成の物理インターフェイスの IP アドレスを使用する代わりに、ループバック インターフェイスを構成し、ループバック インターフェイスの IP アドレスを使用することができます。詳細については、ループバック インターフェイスを構成する を参照してください。
- ネットワーク > 動的ルート の順に選択します。
動的ルート ページが表示されます。 - 動的ルートを有効にする チェックボックスをオンにします。
- BGP タブを選択します。
- 有効 チェックボックスをオンにします。
- ルーティング デーモン構成ファイルをコピーしてテキスト ボックスに貼り付けます。
詳細については、ルーティング デーモン構成ファイルについて を参照してください。
起動するには、BGP 構成ファイルに 3 つのコマンドが必要です。これらの 3 つのコマンドにより、BGP プロセスが起動し、ISP とのピア関係が成立し、インターネットへのネットワークのルートが作成されます。コマンドは次の順序で使用する必要があります。
ルータ BGP:ISP から入力される BGP 自律システム番号
ネットワーク:インターネットからの送受信に使用されるルートをアドバタイズするネットワーク IP アドレス
ネイバー:<隣接する BGP ルータの IP アドレス> remote-as<BGP 自律システム番号>
- 保存 をクリックします。
必要に応じて、Fireware XTM が必要な動的ルート ポリシーを自動追加するか、既存の BGP 動的ルート ポリシーが存在する場合はそれを有効にします。
- ネットワーク > 動的ルート の順に選択します。
動的ルート設定 ダイアログ ボックスが表示されます。 - 動的ルートを有効にする チェックボックスをオンにします。
- BGP タブを選択します。
- 有効 BGP チェックボックスをオンにします。
- ルーティング デーモン構成ファイルをインポートするには、インポート をクリックします。
または、構成ファイルをコピーしてテキスト ボックスに貼り付けます。
詳細については、ルーティング デーモン構成ファイルについて を参照してください。
起動するには、BGP 構成ファイルに 3 つのコマンドが必要です。これらの 3 つのコマンドにより、BGP プロセスが起動し、ISP とのピア関係が成立し、インターネットへのネットワークのルートが作成されます。コマンドは次の順序で使用する必要があります。
ルーター BGP: ISP から提供される BGP 自律システム番号
network: インターネットから送受信するルートを広告するネットワーク IP アドレス
ネイバー: <隣接する BGP ルータの IP アドレス> remote-as <BGP 自律システム番号>
- OK をクリックします。
有効にされた動的ルート ポリシーが存在しない場合、Policy Manager が、必要な動的ルート ポリシーを追加するかどうかを尋ねます。 - はい をクリックし、必要な動的ルート ポリシーを追加します。
Policy Manager は、必要な動的ルート ポリシーを追加するか、既存の BGP 動的ルート ポリシーがある場合はそれを有効にします。
BGP を有効にすると、Firebox によって DR-BGP-Allow と呼ばれる動的ルート ポリシーが自動的に作成されます。既定では、DR-BGP-Allow ポリシーはエイリアス Any から Firebox へのトラフィックを許可します。ベストプラクティスとして、このポリシーを編集して認証を追加し、正しいインターフェイスでのみリッスンするよう制限することをお勧めします。
Firebox および BGP ルータを構成後、ルート テーブルを参照して、Firebox が BGP ルータからルート更新を受信したことを検証できます。
動的ルートを表示するには、Firebox System Manager から、ステータス レポート タブを選択します。
動的ルートを表示するには、Fireware Web UI で、システム ステータス > ルート の順に選択します。