クラスタの健全性を監視する
各クラスタ メンバーには、デバイスの総合的な健全性を示す健全性指数があります。クラスタ マスターの加重平均指数がバックアップ マスターの加重平均指数よりも低い場合、クラスタ マスターのフェールオーバーがトリガされます。
加重平均指数は、これらの健全性指数の加重平均です。
- システムの健全性指数 (SHI)
- 監視対象ポートの健全性指数 (MPHI)
- (任意) ハードウェアの健全性指数 (HHI)
各健全性指数値の範囲は 0 から 100 までです。
レポートを使用してクラスタの健全性を監視する
- システム ステータス > FireCluster の順に選択します。
FireCluster 診断ページが表示されます。 - 診断 タブのクラスタ メンバーの 健全性 セクションで、そのメンバーの健全性指標を表示します。
- 健全性に関するイベントを表示するには、このセクションの 詳細 をクリックします。
- システム ステータス > FireCluster の順に選択します。
FireCluster 診断ページが表示されます。
- ページ上部のセクションで、詳細 をクリックします。
クラスタの健全性情報およびその他のクラスタの詳細が含まれたイベント レポートが表示されます。
- WatchGuard System Manager で FireCluster に接続します。
- Firebox System Manager を起動します。
- ステータス レポート タブを選択します。
- ステータス レポートのクラスタの健全性セクションまでスクロール ダウンします。
クラスタの状態
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メンバーID = 80B0030CA6EE9
メンバークラスタロール = 3
システムの健全性指数 (SHI) = 100
ハードウェアの健全性指数 (HHI) = 100 (無効)
監視対象ポートの健全性指数 (MPHI) = 100
加重平均指数 (WAI) = 100
メンバーID = 80B0030EBCFAA
メンバークラスタロール = 2
システムの健全性指数 (SHI) = 100
ハードウェアの健全性指数 (HHI) = 100 (無効)
監視対象ポートの健全性指数 (MPHI) = 100
加重平均指数 (WAI) = 100
各クラスタ メンバーについて、以下の健全性指数値が表示されます。
システムの健全性指数 (SHI)
デバイス上で監視されているプロセスのステータスを示します。監視されているすべてのプロセスがアクティブの場合、SHI の値は 100 です。
ハードウェアの健全性指数 (HHI)
重要なハードウェア コンポーネントのステータスを示します。ハードウェアの不具合が検知されなかった場合、HHI の値は 100 です。監視中の重要ハードウェア コンポーネントに不具合があった場合、HHI の値は 0 になります。ハードウェアの健全性を監視する で説明されているように、 HHI は監視対象の健全性統計のステータスに基づいています。
HHI 番号の隣に (無効) と表示される場合、その HHI は FireCluster のフェールオーバーの基準として使用されていません。
デフォルトでは、HHI が無効です。HHI が無効に設定された場合であっても、クラスタ メンバーのハードウェアの健全性は継続して監視されますが、HHI は加重平均指数の算出に使用されません。ハードウェアの健全性監視の詳細については、次を参照してください: ハードウェアの健全性を監視する。
監視対象ポートの健全性指数 (MPHI)
監視対象ポートのステータスを示します。監視されているすべてのポートが稼働中の場合、SHI の値は 100 です。ワイヤレス接続のステータスは、この指数の一部としては監視されません。
アクティブ/アクティブ クラスタのメンバーの SHI が 100 未満の場合は、そのクラスタはアクティブ/パッシブ モードで動作します。
加重平均指数 (WAI)
この数値は、2 つのクラスタ メンバーの総合的な健全性をフェールオーバー基準として比較するために使用されます。既定では、クラスタ メンバーの WAI はそのデバイスの SHI および MPHI の加重平均ですが、HHI は含まれません。
オプションで HHI の WAI 算出における使用を有効化できます。これを有効化した場合、WAI は HHI、SHI、MPHI の加重平均となります。例外として、デバイスの HHI が 0 の場合、そのデバイスの WAI も 0 となります。
WAI の算出に使用するために HHI を有効にするには、 FireCluster の詳細設定にある FireCluster フェールオーバーのための基準としてハードウェアのステータスを監視する のチェックボックスを選択してください。詳細については、次を参照してください:FireCluster の詳細設定を構成する
FireCluster のステータス レポートには、その他の詳細情報が含まれており、WatchGuard Technical Support は、それらの情報を使用して FireCluster の問題診断に役立てることができます。
SNMP を使用してクラスタの健全性を監視する
ネットワーク上のデバイスを監視するのに SNMP(Simple Network Management Protocol)を使用する場合、 FireCluster の健全性を監視するために FireCluster Status Enterprise MIB を使用することができます。
詳細については、Enterprise MIB ファイルの詳細 を参照してください。
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