ハードウェアの健全性を監視する
Firebox の ハードウェアの健全性監視 機能により、定期的にデバイス自身の健全性を監視することができます。監視対象となるハードウェアの範囲はデバイスのモデルにより異なり、次に挙げる項目が含まれます:
- CPU とシステムのファンの速度
- CPU とシステムの温度
- 電圧
- ハードウェアの暗号化チップ
- 交換式電源
- ハードディスク (ハードディスク搭載デバイス用)
管理 カテゴリで エラー 診断ログ レベルが選択されている場合に、ハードウェアの健全性監視機能のログ メッセージが生成されます。指定されたハードウェアのいずれかで障害が検出された場合、デバイスは、診断ログ メッセージと警告ログ メッセージの両方を生成し、電子メール通知メッセージを送信します。ハードウェアの健全性監視メッセージでは、どの種類の通知メッセージを受信するかを選択できません。電子メール通知オプションのみ利用可能です。ハードウェアの健全性モニタにより Firebox の電圧のエラーが検知された場合、ログ メッセージが生成されますが、通知メッセージは送信されません。ハードウェアの健全性モニタにより警告ログ メッセージが生成された場合、そのログ メッセージを Traffic Monitor で確認することができます。
各ハードウェアの健全性監視ログ メッセージには、メッセージのテキスト内に hwmond が含まれ、どのハードウェア エリアが範囲外にあるかが特定されます。例:
Nov 1 19:27:43 2012 Firebox local3.err hwmond[803]: Warning:'Sys Fan1' is out of valid range[1000.000000-15000.000000],current value 0.000000
この例では、ハードウェア モニタでシステムのファンの動作が通常の範囲外であることが検知されています。有効範囲は 1000~15,000 ですが、現在の値は 0 です。
ハードウェアの健全性監視は、T10、T15、T35、Firebox Cloud、FireboxV を除くすべての Firebox モデル、および XTMv を除くすべての XTM モデルでサポートされています。
- システム > 診断ログ の順に選択します。
診断ログ レベル ページが表示されます。 - スクロール バーをスライドさせて 管理 カテゴリを検索します。
- カテゴリのドロップダウン リストで エラー レベルを選択します。
- 設定 > ログ記録 の順に選択します。
ログ記録のセットアップ ダイアログ ボックスが表示されます。 - 診断ログ レベル をクリックします。
診断ログ レベル ダイアログ ボックスが表示されます。 - 管理 カテゴリを選択します。
- 設定 スライダーを動かして、選択したアプリケーションの エラー レベルを選択します。
また、Policy Manager で FireCluster のハードウェアの健全性監視機能を有効にすることもできます。FireCluster で利用可能な設定は、単体の Firebox 用とは異なります。FireCluster でハードウェアの健全性監視機能を有効にして、クラスタの健全性のステータスをステータス レポートで調べる方法については、次を参照してください: クラスタの健全性を監視する。