WebBlocker Server の診断タスクを実行する

システム設定 ページの 診断 タブで、診断タスクを実行して、オペレーティング システム、WebBlocker Server、および電子メール サーバーの診断ツールを使用することができます。

診断タスクを実行するには、以下の手順を実行します。

  1. > 管理 > 管理 > システムの設定 を選択します
    システムの設定 ページが表示されます。
  2. 診断 を選択します。
    診断 ページが表示されます。
  3. タブの選択:
  4. 次のセクションの説明に従って診断ツールを実行します。

オペレーティング システムのタスク

オペレーティング システム タブで、ユーティリティを使用して、ネットワークの監視、WatchGuard サポートの WebBlocker Server への診断アクセスの有効化、WebBlocker Server システム パッケージの更新、WebBlocker Server テータス レポートの確認を行うことができます。

ネットワーク診断

ネットワークの健全性を監視するため、以下のユーティリティを実行します:

  • Ping
  • Traceroute
  • DNS 参照

Ping

WebBlocker Server で特定の IP アドレスまたはホスト名への接続を確立できるかどうかを検証するには、WebBlocker Server からその IP アドレスまたはホスト名を ping します。

  1. ユーティリティ ドロップダウン リストから、Ping を選択します。
  2. IP アドレスまたはホスト名 テキスト ボックスに、ping する IPアドレスまたはホスト名を入力します。
  3. 実行 をクリックします。
    タスクが実行され、結果が表示されます。

Traceroute

WebBlocker Server から IP アドレスへのルートをトレースするには、traceroute ユーティリティを実行します。

  1. ユーティリティ ドロップダウン リストから、Traceroute を選択します。
  2. プロトコル ドロップダウン リストで、ルートのプロトコルを選択します: UDP または ICMP
  3. IP アドレスまたはホスト名 テキスト ボックスに、トラフィックの発信元または宛先の IP アドレスまたはホスト名を入力します。
  4. 実行 をクリックします。
    タスクが実行され、結果が表示されます。

DNS 参照

IP アドレスの DNS 情報を検索するには、DNS 参照 ユーティリティを実行します。

  1. ユーティリティ ドロップダウン リストから、DNS 参照 を選択します。
  2. クエリのタイプ ドロップダウン リストから検索用のクエリを選択します:AANYMXNSSOAHINFOTXTSRVAAAAPTR
  3. IP アドレスまたはホスト名 テキスト ボックスに、検索する IP アドレスまたはホスト名を入力します。
  4. 実行 をクリックします。
    タスクが実行され、結果が表示されます。

システム診断

システム診断 セクションで、ログ メッセージやステータス レポートなどの診断データが含まれるファイルをダウンロードすることができます。

診断ファイルをダウンロードするには、以下の手順を実行します:

  1. ダウンロード をクリックします。
    WebBlocker Server により support.tgz ファイルが生成されます。
  2. support.tgz ファイルを開くまたは保存するかを選択します。

WebBlocker Server に関する診断情報が含まれるファイルを WatchGuard に送信することもできます。

診断ファイルを WatchGuard に送信するには、以下の手順を実行します:

  1. WebBlocker Server に関する診断フィードバックを WatchGuard に送信する の横にある 送信 をクリックします。
    診断メッセージ ダイアログ ボックスに続いて診断ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. メッセージのダイアログ ボックスを閉じるには、OK をクリックします。

診断のためのサポート アクセス

サポート アクセス は、WatchGuard Technical Support が WebBlocker Server のオペレーティング システムに制限付きアクセスするために使用できる安全な方法です。

ユーザーが WatchGuard Technical Support に連絡して補助を求める場合、技術サポート担当者がシステムの問題を診断してトラブルシューティングを行うことができるように、サポート アクセスを求める場合があります。診断のためのサポート アクセス 機能は WatchGuard Technical Support 担当者からの指示があった場合のみに有効にします。

WebBlocker Server に接続するには、リモート サポート担当者がセキュアな証明書を持っており、指定されたポートを介して WebBlocker Server に SSH 接続できる状態になっている必要があります。WebBlocker Server がゲートウェイ Firebox の背後にある場合は、WatchGuard Technical Support からのアクセスが許可されるようにゲートウェイ Firebox を構成する必要があります。サポート担当者がゲートウェイ Firebox を正しく構成する手順を説明します。

診断のためのサポート アクセス セクションで、 サポート アクセス 機能を有効化または無効化して、WatchGuard Technical Support が WebBlocker Server への接続に使用するポートを指定することができます。

サポート アクセスを有効化するには、以下の手順を実行します。

  1. 診断のためのサポート アクセス セクションで、構成 をクリックします。
    診断のためのサポート アクセス ダイアログ ボックスが表示されます。

Screenshot of Support Access for Diagnostics dialog box.

  1. サポート アクセスを有効化 チェックボックスを選択します。
  2. 既定のポート (22) 以外のポートを使用するには、ポート テキスト ボックスに別のポート番号を入力します。
  3. 保存 をクリックします。

システム パッケージの更新

WatchGuard Support が WebBlocker Server システムの問題を検出し、WebBlocker Server システム パッケージを更新することでその問題を解決できる場合は、システム パッケージを別のバージョンに更新するようにサポート担当者が指示する場合があります。

システム パッケージを更新するには、以下の手順を実行します。

  1. システム パッケージの更新 セクションで、更新 をクリックします。
    システム パッケージの更新ダイアログ ボックスが表示されます。

Screenshot of Update System Package dialog box.

  1. テキスト ボックスに、更新するシステム パッケージの名前を入力します。
  2. 更新 をクリックします。

ステータス レポート

ステータス レポート セクションに、WebBlocker Server のトラフィックとパフォーマンスの統計情報が表示されます。

ステータス レポート セクションの情報を更新するには、更新 アイコン をクリックします。

ステータス レポート には、以下の情報が含まれています。

バージョン情報と稼働時間

WebBlocker Server ソフトウェア バージョン、OS バージョン、システム UUID 番号、現在の UTC 時間、システムの稼働時間

プロセス情報

プロセス ID、プロセスの名前、およびプロセスのステータス。

Memory info

メモリ使用量の統計 (メモリのバイト数で表示)

ディスク使用量

WebBlocker Server で使用されているスペース容量。

マウント ポイント

ファイル システムへの WebBlocker Server 接続のマウント ポイントの詳細。

スワップ領域

スワップ領域のパーティションの詳細

平均負荷

最後の 1 分、5 分、および 15 分の負荷平均。1.00 (100%) を超える値は、リソースが利用可能になるまで一部のスレッドがキューに入れられていることを示します(1.00 を超えるシステム負荷は、システムに過剰な負荷がかかっていることを意味するわけではありません。)

インターフェイス

各 WebBlocker Server のインターフェイスには、インターフェイスの種類の構成 (外部、信頼済み、または任意)、インターフェイスのステータス、およびパケット数の情報が含まれます。アクティブ状態の信頼済みまたはオプショナル インターフェイスでは、インターフェイスに対して IPx6 が有効になっている場合、IPv4 と IPv6 アドレス情報が含まれます。

ルート

WebBlocker Server のカーネル IP ルーティング テーブルの詳細。

ARP テーブル

WebBlocker Server の ARP テーブルARP テーブルは、IP アドレスとハードウェア アドレスを一致させるために使用されます

DNS サーバー

DNS サーバーのアドレス情報。

NTP

NTP サーバーのアドレスとステータスの情報。

WebBlocker Server のタスク

WebBlocker Server タブで、WebBlocker Server のプロセス情報およびログ メッセージを確認することができます。

プロセス情報

プロセス情報 セクションには、以下の詳細情報が含まれています。

CPU

WebBlocker Server プロセスで現在使用されている CPU コアの割合。

サーバーのプロセスが両方の CPU コアを使用している場合はそれぞれの CPU コアが 100% で実行可能であるため、最大は 200% になります。ツールチップ アイコン をポイントすると、Web サーバー プロセスで使用できる CPU コアの使用可能な帯域幅の最大量の合計が表示されます。

メモリ

WebBlocker Server のプロセスで現在されているメモリ量。

稼働時間

WebBlocker Server が最後に起動してから経過した時間。

ログ メッセージ

ログ メッセージ セクションで、 WebBlocker Server の Web サーバーにより生成されたログ メッセージを表示することができます。

ログ メッセージ リストに表示されるログ メッセージの行数を変更するには、以下の手順を実行します:

  1. 表示するログ メッセージ数 テキスト ボックスに、表示するログ ファイルの行数を入力します。
  2. 更新 アイコン をクリックします。
    ログ メッセージ リストが最新のログ メッセージが更新され、指定した行数のログ メッセージのみが表示されます。

電子メール

電子メール タブでは、電子メール システムのステータスを検証し、電子メール システムの診断タスクを実行し、電子メール サーバーからのログ メッセージを確認することができます。

電子メール サーバーのステータスを確認する

電子メールのステータス セクションで、電子メール サーバーのステータスと電子メールのキューにある WebBlocker Server からの電子メール通知メッセージの数を表示することができます。

通常は、生成と同時に電子メール サーバーからメッセージが送信されます。電子メール サーバーにメッセージの送信を阻害する問題がある場合、メッセージは電子メールのキューに追加されます。この場合は、電子メール サーバーが再び利用可能になるのを待ってからキューのすべてのメッセージを送信するか、またはキューからすべてのメッセージを削除することができます。

電子メールのキューにあるすべてのメッセージを送信するには、キューのフラッシュ をクリックします。
電子メール サーバーでメッセージの再送信が試行されます。

キューからすべてのメッセージを削除するには、キューを消去 をクリックします。
電子メール サーバーのキューからすべてのメッセージが削除され、キューのステータスが空に変更されます。

電子メール サーバーの診断を実行する

電子メール通知メッセージが生成されたときに電子メール サーバーがメッセージを送信できることを検証するため、電子メール サーバーの診断テストを実行できます。

テスト電子メールを送信するには、以下の手順を実行します。

  1. 電子メールの診断 セクションで、テスト電子メール をクリックします。
    テスト電子メールの送信 ダイアログ ボックスが表示されます。

テスト電子メールの送信 ダイアログ ボックスのスクリーンショット

  1. 電子メールの宛先 テキスト ボックスに、テスト電子メール メッセージの宛先のアドレスを入力します。
    これは通常、WebBlocker Server 管理者のアドレスとなります。
  2. 電子メールの送信元 テキスト ボックスに、テスト電子メール メッセージの発信元アドレスを入力します。
    これは通常、電子メール サーバーのアドレスとなります。
  3. 件名 テキスト ボックスに、テスト電子メール メッセージの件名を入力します。
  4. 電子メールを送信 をクリックします。
    電子メール サーバーからテスト電子メールが送信され、テスト電子メールの隣に メッセージが送信されました というメッセージが表示されます。

電子メール サーバーのログ メッセージを確認する

電子メール ログ メッセージ セクションに、WebBlocker Server の電子メール サーバーにより生成されたログ メッセージが表示されます。これらのログ メッセージを参照して、電子メール サーバーで発生したイベントを確認することができます。

リストに表示されるログ メッセージの数を変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 表示するログ メッセージ数 テキスト ボックスに、リストに含めるログ メッセージの数を入力します。
  2. 更新 アイコン をクリックします。
    リストが更新され、指定したログ メッセージの数が表示されます。

ログ メッセージのリストを更新するには、更新 アイコン をクリックします。

関連情報:

WebBlocker Server システム設定を監視する

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接続中の WebBlocker Server ユーザーを管理する

WebBlocker Server システム設定を構成する