Firebox のハードウェアが保証期間内に故障した場合は、WatchGuard はそれを同じモデルの RMA (Return Merchandise Agreement) ユニットと交換する可能性があります。Firebox を RMA 代替品と交換する場合は、WatchGuard の顧客サービスが、ライセンスを元のデバイスのシリアル番号から新しいデバイスのシリアル番号に転送します。元のデバイスにライセンス付与されているすべての機能が交換用のデバイスに転送されます。
WatchGuard では、RMA 代替デバイスは元のクラウド管理デバイスと同じ WatchGuard Cloud アカウントに自動的に割り当られます。
Firebox を返品する場合は、欠陥のある製品のみを返送してください。拡張モジュール、元のマニュアル、ケーブル、コード、ディスクはすべて手元に保管してください。これらは代替製品には同梱されません。
代替 デバイス を構成する
元のデバイスと同じ設定で代替デバイスを自動的に構成するには、元のクラウド管理デバイスと同じ WatchGuard Cloud アカウントに追加します。
開始する前に、以下を行います。
- 交換する予定の旧 Firebox からケーブルを取り外します。
- 旧 Firebox から拡張モジュールを取り外し、代替 Firebox にインストールします。
代替のクラウド管理デバイスを構成するには、以下の手順を実行します。
- WatchGuard Cloud にログインする。
- Service Provider の場合は、元のクラウド管理デバイスが追加されていた同じアカウントを選択します。
- 構成 > デバイス の順に選択します。
- デバイスを追加する をクリックします。
- 代替デバイスを選択します。
Add Device Wizard によって元のデバイスの構成が新しいデバイスに自動的にコピーされ、代替デバイスでダウンロードできるように構成が直ちに配備されます。配備履歴の配備の説明には、「RMA されたデバイス (シリアル番号) から構成を適用中」と表示されています。
- Add Device Wizard の最後のページに記載されている手順に従って、代替の Firebox をネットワークに接続します。
Firebox は、WatchGuard Cloud に接続して、構成をダウンロードします。
元のデバイスから RMA 代替デバイスに自動的にコピーされた構成に BOVPN が含まれている場合は、ピア endpoint デバイスには、未配備の BOVPN の変更に関するメッセージが表示されます。このメッセージが表示されるのは、BOVPN 構成が元のデバイスではなく RMA 代替デバイスを参照するようになるためです。こうした変更をピア endpoint デバイスに配備する必要があります。
代替のクラウド管理デバイスを追加した場合、代替デバイスの配備履歴には、元のデバイスに配備されていた構成のコピーが含まれます。代替デバイスを以前の構成バージョンに戻すことができます。
BOVPN が含まれている以前の構成バージョンに手動で戻す場合は、現在の構成に BOVPN が含まれていてはなりません。元に戻した後、ピア endpoint Firebox の BOVPN 構成を削除していなければ、BOVPN トンネルを再度利用できるようになります。欠陥のある Firebox を返品した後で RMA 代替 Firebox を追加する前にピア endpoint Firebox で配備を行った場合に、未配備の BOVPN の変更に関するメッセージが表示された場合は、ピア endpoint Firebox での配備をスケジュールする必要があります。
非アクティブなデバイスのデータ保持
RMA 代替デバイスを WatchGuard Cloud に追加すると、元のデバイスのステータスが 非アクティブ に変わります。非アクティブなデバイスのデータは、データ保持期間が終了するまで WatchGuard Cloud で利用することができます。詳細については、非アクティブなデバイスとデータ保持 を参照してください。
Mobile VPN with IKEv2 プロファイルを更新する
Firebox で Mobile VPN with IKEv2 を使用する場合は、代替 Firebox を追加した後に、必ず新しいプロファイルを生成して、それをクライアントにインストールしてください。詳細については、Mobile VPN with IKEv2 用にクライアント デバイスを構成する を参照してください。