ポリシーにトラフィック シェーピング ルールを構成する
WatchGuard Cloud では、トラフィック シェーピング ルールを構成して、各ポリシーに基づき処理されるトラフィックを制御することができます。異なる種類のトラフィックに使用可能な帯域幅制限を設定すること、また特定のトラフィックに最小帯域幅を保証することができます。
帯域幅制限と保証は、必要な帯域幅がトラフィックを処理するインターフェイス経由で利用可能である場合にのみ適用されます。トラフィック シェーピングを実装する前に、使用可能な帯域幅を判断して、異なる種類のネットワーク トラフィックで保証または制限する帯域幅の量を決定する必要があります。
トラフィック シェーピング ルールは、同じ種類のポリシーにしか適用することができません。1 つのトラフィック シェーピング ルールを複数のポリシーに適用することはできますが、1 つのポリシーに複数のトラフィック シェーピング ルールを含めることはできません。
トラフィック シェーピングを使用することで、以下を実行することができます。
- 各ユーザーに帯域幅を保証する
- すべてのユーザーに帯域幅を保証する
- 各ユーザーの帯域幅を制限する
- すべてのユーザーの帯域幅を制限する
ポリシーにトラフィック シェーピング ルールを追加する
ポリシーにトラフィック シェーピング ルールを追加するには、WatchGuard Cloud で以下の手順を実行します。
- アカウント マネージャー で、トラフィック シェーピング ルールを追加するアカウントを選択します。
- 構成 > デバイス の順に選択します。
- トラフィック シェーピング ルールを作成するクラウド管理の Firebox を選択します。
- デバイス構成 をクリックします。
デバイス構成ページが開きます。 - トラフィック シェーピング タイルをクリックします。
トラフィック シェーピング ページが開きます。
- ファイアウォール ポリシー で、トラフィック シェーピング ルールを追加する をクリックします。
トラフィック シェーピング ルールを追加する ページが開きます。
- ポリシーの種類を選択します。ポリシーの種類については、ファイアウォール ポリシーの種類 を参照してください。
- 次へ をクリックします。
- ルール名 テキスト ボックスに、ルールの名前を入力します。
- 動作 セクションで、帯域幅を制限する または 帯域幅を保証する を選択します。
- 帯域幅を制限する — トラフィックに割り当てる最大帯域幅の制限を設定します。
- 帯域幅を保証する — トラフィックに割り当てる最低帯域幅の保証を設定します。
- 方法 セクションで、すべてのユーザーの組み合わせ または ユーザーごと を選択します。
- すべてのユーザーの組み合わせ — すべてのユーザーに一括で帯域幅の使用制限を設定します。定義した帯域幅速度は、トラフィック シェーピング ルールが使用されるポリシー内のすべてのユーザーに適用されます。
- ユーザーごと — 各ユーザーに帯域幅の使用制限を設定します。定義した帯域幅速度は、トラフィック シェーピング ルールが使用されるポリシー内の個々のユーザーに適用されます。
各ユーザーが使用できる合計帯域幅は、入力した帯域幅に最大ユーザー数を乗算した値に等しくなります。実際のユーザー数が最大ユーザー数を超過すると、最初と最後のユーザーが帯域幅を共有することになります。
- アップロード テキスト ボックスとドロップダウン リストで、トラフィックに割り当てるアップロードの帯域幅を指定します。
- ダウンロード テキスト ボックスとドロップダウン リストで、トラフィックに割り当てるダウンロードの帯域幅を指定します。
- ポリシー セクションで、トラフィック シェーピング ルールを適用するポリシーを選択します。
手順 6 で選択した種類のポリシーのみがポリシー リストに表示されます。以前に別のトラフィック ルールがポリシーに割り当てられている場合は、そのポリシーを使用することはできません。
- 保存 をクリックします。
新しいルールがトラフィック シェーピング ルール リストに表示されます。
複数のクラウド管理の Firebox のトラフィック シェーピング ルールを作成するには、Firebox テンプレートを追加または編集します。Firebox テンプレートで、トラフィック シェーピング機能を利用することができます。詳細については、Firebox テンプレートについて を参照してください。
テンプレートを使用してトラフィック シェーピング ルールを作成する場合は、そのテンプレートを使用してルールを編集または削除する必要があります。テンプレートでトラフィック シェーピング ルールを無効化すると、そのルールがデバイスに表示されなくなります。トラフィック シェーピング ルールは、ルールと同じテンプレートのポリシーにしか適用することができません。
トラフィック シェーピング ルールを無効化する
WatchGuard Cloud では、トラフィック管理ページでトラフィック シェーピング ルールを無効化することができます。
トラフィック管理でトラフィック シェーピング ルールを無効化するには、WatchGuard Cloud で以下の手順を実行します。
- 構成 > デバイス の順に選択します。
- トラフィック シェーピング ルールを無効化するクラウド管理の Firebox を選択します。
- デバイス構成 をクリックします。
デバイス構成ページが開きます。 - トラフィック シェーピング タイルをクリックします。
トラフィック シェーピング ページが開きます。 - トラフィック管理 ページで、ルール名の横にある をクリックして、無効 を選択します。
トラフィック シェーピング ルールを削除する
トラフィック シェーピング タブで、トラフィック シェーピング ルールを削除することができます。
トラフィック シェーピング ルールを削除するには、以下の手順を実行します。
- トラフィック シェーピング ページの トラフィック管理 セクションで、削除するルールの名前をクリックします。
ルールの構成ページが開きます。 - ポリシー セクションで、現時点でルールが適用されているポリシーのチェックボックスを選択解除します。保存 をクリックします。
トラフィック シェーピング ルールを削除するには、まずルールで選択されているポリシーのチェックボックスを選択解除する必要があります。
- トラフィック シェーピング ページの トラフィック管理 セクションで、ルール名の横にある をクリックして、削除 を選択します。
- 削除 ダイアログ ボックスで、削除 をクリックします。
ルールがトラフィック シェーピング ルール リストから削除されます。