WatchGuard Cloud のトラフィック シェーピングと QoS マーキング
WatchGuard Cloud では、トラフィック シェーピングを使用して、異なる種類のトラフィックに帯域幅制限を構成すること、また特定のトラフィック フローに最小帯域幅を保証することができます。
また、QoS (クオリティ・オブ・サービス) マーキングを使用して、クラウド管理の Firebox からのネットワークへのパケット送信に優先順位を付けることができます。
トラフィック シェーピング
トラフィック シェーピング ルールをポリシーに割り当てることで、ポリシーにより管理されるトラフィックのアップロードとダウンロードの帯域幅を制御することができます。ポリシーに加えて、トラフィック シェーピング ルールを特定のアプリケーションとアプリケーション カテゴリに適用することが可能です。
構成できるトラフィック シェーピング ルールの最大数は、以下のように Firebox モデルによって異なります。
- Firebox T10、T15、T30、NV5、M200:100
- Firebox T25、T35、T45、T50、T70、T85、M300、FireboxV、Firebox Cloud:300
- Firebox M400、M440、M500:500
QoS マーキング
QoS マーキングを使用することで、送信ネットワーク トラフィックにさまざまな種類のサービスを作成することができます。トラフィックを マーキング する際に、パケット ヘッダー フィールドで最大 6 ビットを変更します。このマーキングにより、他のデバイスで、パケットがネットワークのある地点から別の地点に移動する際にパケットが適切に処理されます。QoS (クオリティ・オブ・サービス) マーキングにより、トラフィックが迅速かつ確実に宛先に配信されるように、重要なトラフィックが優先的に処理されます。
WatchGuard Cloud では、個々のポリシーで QoS マーキングを有効化することができます。インターフェイスに QoS マーキングを定義すると、Firebox で、そのポリシーを使用するすべてのトラフィックにマークが付けられます。
トラフィック シェーピング タイル
デバイス構成ページのファイアウォール セクションにあるトラフィック シェーピング タイルに、トラフィック シェーピング ルールと QoS マーキングのステータスが表示されます。
トラフィック シェーピング機能を使用することで、以下を実行することができます。