IMAP プロキシについて

IMAP(インターネット メッセージ アクセス プロトコル)は、電子メール クライアントがポート 143 または 993 で TCP 接続経由で電子メール サーバー上の電子メール メッセージを取得して管理するのに使用するプロトコルです。IMAP では、電子メール クライアントが IMAP サーバーに接続して、電子メール メッセージをチェックして取得できます。IMAP 電子メール クライアントは、メッセージ ヘッダーを取得するかあるいはメッセージ全体を取得できます。複数のクライアントが IMAP サーバーに接続して同期できるため、ユーザーが明示的に削除しない限り、IMAP 電子メール クライアントはサーバーにメッセージを残します。

Fireware v12.1 以降では、IMAP プロキシでポート 993 経由の IMAPS 接続をサポートすることができます。

IMAP プロキシ ポリシーを使用すると、次の操作を行うことができます:

  • Gateway AntiVirus、spamBlocker、および APT Blocker を構成して、メッセージ コンテンツをスキャンする
  • コンテンツまたは添付ファイルがユーザーに送信された電子メールか削除されたとき、そのユーザーに送信されるメッセージを拒否するメッセージをカスタマイズする
  • MIME タイプの電子メールに組み込まれているフィルタ コンテンツ
  • 指定したパターンに一致するメッセージ ヘッダーをストリップする

IMAP プロキシまたは IMAP パケット フィルタ ポリシー で Application Control と IPS を有効にすることもできます。

詳細については、構成にプロキシ ポリシーを追加する を参照してください。

どのプロキシ アクションを使用するか

プロキシ ポリシーを構成する際、ポリシーに適したプロキシ アクションを選択する必要があります。内部クライアントからインターネットへの接続を許可するプロキシ ポリシーの場合、クライアント プロキシ アクションを使用します。内部サーバーからインターネットへの接続を許可するポリシーの場合、サーバー プロキシ アクションを使用します。

プロキシ アクション名に Standard という用語が付加されている事前定義済みプロキシ アクションには、最新のインターネット ネットワーク トラフィックの傾向を反映した推奨標準設定が含まれています。

IMAP プロキシ ポリシーを構成する

Fireware Web UI では、以下のタブで IMAP プロキシ設定を構成します:

Policy Manager では、以下のタブで IMAP プロキシ設定を構成します:

IMAP プロキシ アクションを構成する

このプロキシに定義済みプロキシ アクションを選ぶか、またはユーザー定義のプロキシ アクションを構成することができます。IMAP プロキシについては、次のプロキシ アクション設定を構成できます:

関連情報:

プロキシ ポリシーと ALG について