明示的プロキシについて
標準プロキシ構成では、Firebox がサーバーに対するクライアント接続を透明にプロキシし、検査します。明示的プロキシ構成では、Firebox はクライアントから直接要求を受信し、DNS 検索を行い、指定したサーバーに接続し、そしてクライアントの代わりに情報を取得します。この構成では、クライアントはプロキシ サーバーとして Firebox を使用するよう構成されています。
現在のネットワーク環境で HTTP トラフィックに明示的 Web プロキシ サーバーを使用している場合、インフラストラクチャを再構成しなくても現在のプロキシ サーバーを Firebox と置換することができます。
明示的プロキシを使ってこれらのプライマリ プロキシ構成をサポートできます:
Firebox 上の明示的プロキシがトラフィックを TCP ポート 3128 上に送信します。
明示的プロキシを使って、Chromebooks からの接続を監視および制御することができます。詳細については、WatchGuard Technology パートナー ページの Chromebook と WatchGuard 明示的プロキシ統合ガイド を参照してください。
クライアント構成およびプロキシ自動構成ファイル (PAC)
Web トラフィックに明示的プロキシを使用する際、クライアント Web ブラウザがプロキシ サーバーとして Firebox アドレスを使用するよう構成する必要があります。クライアント Web ブラウザを Firebox のアドレスで構成するか、またはプロキシ自動構成 (PAC) 方法を使ってすべてのクライアントにプロキシ構成を配布します。
PAC ファイルの詳細については、次を参照してください: 明示的プロキシ: PAC ファイル。
クライアント構成の詳細については、次を参照してください: 明示的プロキシ:クライアント Web ブラウザを構成する。
明示的プロキシ ログ メッセージおよび Dimension
明示的プロキシのログ メッセージは、Dimension Log Manager およびレポートに他の HTTP プロキシ トラフィック ログ メッセージとともに含まれます。
明示的プロキシを構成する
設定タブ
設定 タブで、トラフィックを許可するか拒否するかの判断、ポリシーのアクセス ルールの作成、帯域幅と時間クォータの有効化、静的 NAT またはサーバー負荷分散の構成など、プロキシ ポリシーに関する基本情報を設定することができます、設定 タブには、ポリシーのプロトコルおよびポリシーのオプションの説明も表示されます。ログ記録、通知、自動的なブロックおよびタイムアウトの基本設定を行うには、このタブの設定を使用できます。
- 接続 — 接続が 許可、拒否、または 拒否 (リセット送信) されるかどうかを指定し、送信元 および 送信先 リストの表示対象を定義します (プロキシ定義の ポリシー タブ)
詳細については、ポリシーのアクセス ルールを設定する を参照してください。 - 静的 NAT を構成する、またはサーバー負荷分散を構成することもできます。
詳細については、静的 NAT (SNAT) を構成する および サーバー負荷分散を構成する を参照してください。 - ポリシーのログ記録設定を定義するには、ログ記録 セクションで構成します。
詳細については、次を参照してください:ログ記録と通知の基本設定を行う。 - 接続 ドロップダウン リストを 拒否 または 拒否 (リセット送信) に設定すると、HTTP を使用しようとするサイトをブロックすることができます。
詳細については、次を参照してください:ポリシー設定で一時的にサイトをブロックする。 - Firebox あるいは認証サーバーによって設定されたアイドル タイムアウトを変更できます。
詳細については、カスタムのアイドル タイムアウトを設定する を参照してください。 - 帯域幅と時間クォータを有効化できます。
詳細については、クォータについて を参照してください。
SD-WAN タブ
SD-WAN タブで、SD-WAN アクションを選択してポリシーに適用します。また、新しい SD-WAN アクションを追加することができます。SD-WAN ルーティングの詳細については、SD-WAN について を参照してください。
Fireware v12.3 以降では、ポリシーベースのルーティングが SD-WAN に置き換えられています。
Application Control タブ
Firebox の Application Control が有効化されている場合は、このプロキシが Application Control に使用するアクションを設定することができます。
- Application Control タブを選択します。
- Application Control アクション ドロップダウン リストから、このポリシーに使用する Application Control アクションを選択します。または、新しいアクションを作成します。
- (オプション) 選択したアクションの Application Control 設定を編集します。
- 保存 をクリックします。
詳細については、ポリシーで Application Control を有効化する を参照してください。
Geolocation タブ
Firebox で Geolocation が有効化されている場合は、Geolocation タブで、このプロキシの Geolocation アクションを選択することができます。また、新しい Geolocation アクションを追加することができます。Geolocation の詳細については、Geolocation を構成する を参照してください。
ポリシーに Geolocation アクションを適用するには、以下の手順を実行します。
- Geolocation タブを選択します。
- Geolocation 管理アクション ドロップダウン リストから、Geolocation アクションを選択します。
新しいトラフィック管理アクションを作成する場合は、追加 をクリックします。 - 保存 をクリックします。
Geolocation タブは、Fireware 12.3 以降で使用できます。
トラフィック管理 タブ
トラフィック管理 タブでは、ポリシーのトラフィック管理アクションを選択することができます。新しいトラフィック管理アクションを作成することもできます。トラフィック管理アクションの詳細については、v11.8.x 以降でトラフィック管理アクションを定義する および ポリシーにトラフィック管理アクションを追加する を参照してください。
ポリシーにトラフィック管理アクションを適用するには、以下の手順を実行します:
- トラフィック管理 タブを選択します。
- トラフィック管理アクション ドロップダウン リストから、トラフィック管理アクションを選択します。
または、トピック v11.8.x 以降でトラフィック管理アクションを定義する で説明されている通り、新規作成 を選択し、設定を構成して、新しい Geolocation アクションを作成します。 - 保存 をクリックします。
プロキシ アクション タブ
このプロキシに定義済みプロキシ アクションを選ぶか、またはユーザー定義のプロキシ アクションを構成することができます。プロキシ アクションの構成方法の詳細については、次を参照してください: プロキシ アクションについて。
プロキシ アクションを構成するには、以下の手順を実行します:
- プロキシ アクション タブを選択します。
- プロキシ アクション ドロップダウン リストから、このプロキシ ポリシーで使用するプロキシ アクションを選択します。
プロキシ アクションの詳細については、次を参照してください: プロキシ アクションについて。 - 保存 をクリックします。
プロキシ アクションの設定のこれらのカテゴリを構成することができます:
- 明示的プロキシ:HTTP Web プロキシ
- 明示的プロキシ:FTP over HTTP
- 明示的プロキシ: HTTP CONNECT トンネリング
- HTTP 要求:全般設定
- HTTP 要求:要求方法
- HTTP 要求:URL パス
- HTTP 要求:ヘッダー フィールド
- HTTP 要求:認証
- HTTP 応答:全般設定
- HTTP 応答:ヘッダー フィールド
- HTTP 応答:コンテンツ タイプ
- HTTP 応答:Cookies
- HTTP 応答:本文のコンテンツ タイプ
- HTTP プロキシ:例外
- HTTP プロキシ:Data Loss Prevention
- HTTP プロキシ:WebBlocker
- HTTP プロキシ:AntiVirus
- HTTP プロキシ:Reputation Enabled Defense
- HTTP プロキシ:拒否メッセージ
- HTTP プロキシ:プロキシおよび AV アラーム
- HTTP プロキシ:APT Blocker
スケジューリング タブ
スケジューリング タブで、ポリシーの作動スケジュールを指定することができます。既存のスケジュールを選択することも、新しいスケジュールを作成することもできます。
- スケジューリング タブを選択します。
- アクションのスケジュール ドロップダウン リストから、スケジュールを選択します。
または、トピック Firebox アクションのスケジュールを作成する および 運用スケジュールを設定する に説明されている通り、新規作成 を選択し、設定を構成して、新しいスケジュールを作成します。 - 保存 をクリックします。
詳細 タブ
詳細 タブ には、NAT、QoS、複数 WAN、および ICMP オプションの設定が含まれています。
このプロキシ ポリシー構成のコメントを編集または追加するには、コメント テキスト ボックスに、コメントを入力します。
このタブのオプションの詳細については、次を参照してください:
- NAT ルールを適用する (NAT ルールは明示的プロキシに適用されません)
- ポリシーの固定接続期間を設定する
- ICMP エラー処理の設定
- 接続速度の制限を設定する
- ポリシーで QoS マーキングと優先順位付けを有効化する
ポリシー タブ
アクセス ルールと他のオプションを設定するには、ポリシー タブを使用します。
- HTTP プロキシ接続 — 接続が 許可、拒否、または 拒否 (送信リセット) されるかどうかを指定し、送信元 および 送信先 リストの表示対象を定義します (プロキシ定義の ポリシー タブ)。
詳細については、ポリシーのアクセス ルールを設定する を参照してください。 - 送信トラフィックのルーティングに使用 > SD-WAN — 詳細については、SD-WAN について を参照してください。ヒント!
- 静的 NAT を構成する、またはサーバー負荷分散を構成することもできます。
詳細については、静的 NAT (SNAT) を構成する および サーバー負荷分散を構成する を参照してください。 - Application Control を有効化する — Application Control を有効化して、このポリシーで使用される Application Control アクションを選択します。詳細については、ポリシーで Application Control を有効化する を参照してください。
- Geolocation を有効化する — Geolocation を有効化して、このポリシーで使用される Geolocation アクションを選択します。詳細については、Geolocation を構成する を参照してください。
- IPS を有効化する — このポリシーの IPS を有効化します。詳細については、ポリシーの IPS を有効または無効にする を参照してください。
- プロキシ アクション — このポリシーに使用するプロキシ アクションを選択します。プロキシ アクションのルールセットも編集できます。
- 帯域幅と時間クォータを有効化することもできます。
詳細については、クォータについて を参照してください。
プロパティ タブ
プロパティ タブで、次のオプションを設定します。
- このポリシー構成のコメントを編集または追加するには、コメントを コメント テキスト ボックスに入力します。
- ポリシーのログ記録の設定を定義するには、ログ記録 をクリックします。
詳細については、次を参照してください:ログ記録と通知の基本設定を行う。 - HTTP プロキシ接続 ドロップ ダウン リスト (ポリシー タブ) を 拒否 または 拒否 (リセット送信) に設定すると、HTTP を使用しようとするサイトをブロックすることができます。
詳細については、次を参照してください:ポリシー設定で一時的にサイトをブロックする。 - Firebox あるいは認証サーバーによって設定されたアイドル タイムアウトを変更することもできます。
詳細については、カスタムのアイドル タイムアウトを設定する を参照してください。
詳細 タブ
プロキシ定義で、これらのオプションを使用できます。
- 運用スケジュールを設定する
- ポリシーにトラフィック管理アクションを追加する
- ICMP エラー処理の設定
- NAT ルールを適用する (NAT ルールは明示的プロキシに適用されません)
- 接続速度の制限を設定する
- ポリシーで QoS マーキングと優先順位付けを有効化する
- ポリシーの固定接続期間を設定する
プロキシ アクションを構成する
このプロキシに定義済みプロキシ アクションを選ぶか、またはユーザー定義のプロキシ アクションを構成することができます。プロキシ アクションの構成方法の詳細については、次を参照してください: プロキシ アクションについて。
プロキシ アクションの設定のこれらのカテゴリを構成することができます:
- 明示的プロキシ:HTTP Web プロキシ
- 明示的プロキシ:FTP over HTTP
- 明示的プロキシ: HTTP CONNECT トンネリング
- HTTP 要求:全般設定
- HTTP 要求:要求方法
- HTTP 要求:URL パス
- HTTP 要求:ヘッダー フィールド
- HTTP 要求:認証
- HTTP 応答:全般設定
- HTTP 応答:ヘッダー フィールド
- HTTP 応答:コンテンツ タイプ
- HTTP 応答:Cookies
- HTTP 応答:本文のコンテンツ タイプ
- HTTP プロキシ:例外
- HTTP プロキシ:Data Loss Prevention
- HTTP プロキシ:WebBlocker
- HTTP プロキシ:AntiVirus
- HTTP プロキシ:Reputation Enabled Defense
- HTTP プロキシ:拒否メッセージ
- プロキシおよび AV アラーム
- HTTP プロキシ:APT Blocker